ヒトというのは、ついついモノの本質を忘れがちでありまして...。
わが万歩計が壊れたとたん→歩く気分じゃあなくなった。
って、けっきょく瑣末な話ですみません。
しかし、他にたいした運動をしているというわけでなく、なんだか数日3000歩ぐらい(たぶん)の歩行のみで生活すると、カラダのあちこちが滞ったようないやな感じに襲われる。
けっこう、1日1万歩で、体調を整えていたみたいです。
夕方近くなっていよいよカラダが固まった感じが濃厚になり、しかなたいので本日はロングウォーキングするしかない!と決意。
しかし、知っているエリアは、途中で飽きてしまう(万歩計がないとね、やはり)懸念があるので、いったことがない道をいってみよう!
...ととりあえず外出を決行!!
我が家の最寄から一駅先の日暮里駅までまず歩き、さてどう行こう?
駅前に立ってぐるりと見渡して、ピンときたのは、そこからからまっすぐ伸びる「日暮里繊維街」、通称「布の道」。
そこをひたすらまっすぐいったら、もしかして、都電荒川線の沿線に出るんじゃあない?
なんて、にわかに皮算用(笑)。
地図もないからもうかなり適当でありまして...。
さて、布の道は、安い布地の店が軒を連ねる問屋街。もちろん小売もしてくれるんで、普段は大勢のヒトが行き来する道ですが、日曜定休の店がいまだ多いってことなのか、もう夕暮れ時だからってことなのか、やや森閑とした道をテクテク歩いてゆきます。
歩いて歩いて、視線の先に今行く道とクロスする大通りが見えましたっ!
あそこは荒川線の走る道?
と思えば、なんとまあ、昭和通りに出てしまう。なぜ?
この道の地下は日比谷線が通る道。
日比谷線と荒川線は、この北のほうにある三ノ輪駅で地下鉄をおり、少し北方面に歩いて、荒川線始発の三ノ輪橋で乗り換えるという関係。とにかく目標にはやや遠く、うーむなのです。
っーことで、そのまま南下→言問い通りを右折して→鶯谷→日暮里とぐるり回って帰るはめに。
帰って、とりあず地図を見る。

ああ、そうかぁ。
ちょっと写真が見にくいですが、左端にあるオレンジの駅がJR日暮里駅で、そこからまっすぐ伸びている日暮里中央通というのが布の道。
なんと、この道、私の頭の中では南北に走る道のイメージでしたが、東西に走る道。
それなら、しっかり上野から上る昭和通りに行き着いちゃうはずです。
で、本気に無駄なく、東日暮里&根岸界隈をくるり一周してきた計算です(笑)。
この界隈は、大掛かりな区画整理がされていないというのも街の魅力。
まっすぐかと思った道が微妙にカーブしたり、斜めに走る道も数多く、知らずにずんずん行くと”宇宙空間で起動計算を間違えた”みたいな憂き目あって(おおげさ)、「ここはどこ?わたしはダレ?(のわけはないが)」となってしまうこと必至。
さらには延々行った先が無常にも行き止まりとか。
地図を持たずに歩けるほど簡単な場所ではないのでありました。
でも面白いなぁ。
道行く途中、気になったものも多数ですが、本日はひとつだけ。
布の道をずーっと行って、もう東日暮里から根岸に町名が変わるあたりにあった店。

こじゃれた外観のレストランに三河名物みそとんかつの看板が潔い。
こうゆう店って、かなり美味しいんじゃないでしょうか?どうだろう?