ココロはいつも休暇中



もしこの廃屋を自由に使えたとしたら...。

f0108825_22394743.jpg
この界隈に引っ越してきてからかれこれ5年は過ぎたが、この家は、ずーっとこんな感じで打ち捨てられた風にたたずんでいる。
根津と千駄木の中間地点、不忍通をちょっと入ってすぐの道路に扉が面しているこの造りは、ご商売をしていた証拠と思える。
前を通るたびに、ここを借りることが出来たとして...。といつも想像たくましくする私。あれこれ考える割には、伊達や酔狂だけで開く本屋さんとかにぴったりじゃなか?というお決まりの想像で終始するのみなのだけど...。お店の後ろは2階建ての住まいになっていて、小さな庭には、木々がのびのびと生い茂る。今は、白い椿のような花が満開。
f0108825_22441943.jpg


この前を通って本郷通り方面に向かい、藪下通りとぶつかるあたり。かつて、小高い丘に木々が茂る広いにわを持ち、入り口は格子戸という古い日本家屋があった。
道路から、風に吹かれてそよそよなびく木の葉を見上げるのも楽しみだったが、格子戸の前を床の間に見立て、大ぶりの花が生けられていたのも珍しかった。それは、あたりをシンと静かな和の空間に演出していたようにも思えたし、街行くひとへの密かな心遣いにも見えて、ココロの中で感謝の言葉をそっと言って前を通った。
先の古い家を眺めて、あれこれ想像し、次に、いけばなの家に向かうというのが、ちょっと前の私の散歩コースのひとつだったが、残念なことにそのいけばなの家は取り壊されてもうない。
この家もそんな風な末路をたどるのだろうか...とふと思ったのは、何故か廃屋と思っていた家の入り口の電灯が煌々とともっていたから。いつもは、そんな人間の気配はないし、近頃、古く打ち捨てられた家や空き地に人の気配があると、大概あまり嬉しいことに結びつかない。

たとえ、建物を破壊することがあっても、せめて、ここまですくすく育った木々を打ち捨てるのだけはやめて欲しいと、思うのだけど。
[PR]
by tao1007 | 2007-11-13 22:39 | 古い家
<< 大阪出張に便乗して...。 ああ...奈良に行きたい。 >>


カラダもココロも休暇中
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
お気に入りブログ
以前の記事
メモ帳
最新のトラックバック
大鳥信仰
from いかさま堺
コムデギャルソン財布
from 財布専科【ブランド財布 長財..
1月24日の朝ご飯(おでん)
from 【ブログ-24日】我が家の朝..
紅白歌合戦 出場歌手が決定!
from 紅白歌合戦 出場歌手
園芸少年 魚住直子
from 粋な提案
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧