玉林寺の東の路地を反対側から抜けてみた。
井戸をじっくり眺めて...。
こんな木々に守られた場所の水はさぞかし旨かろうね。
そして、もう一度見たかったのは、木々をそのまま残して舗装された、よくよく考えれば不思議な道。けっこうな大木がいくつもあって、根っこがアスファルトを持ち上げている場所もある。
種類もいろいろあって、この樹の先にはポプラのような大木。ヒマラヤスギとか、棕櫚とかもあって、思わず幹のあたりを撫でてみる。すべての樹に同じことを繰り返す。挨拶代わり。
ああ、いい感じだ。
この煙突三兄弟を望む場所で思いっきり大きく育った樹の付近。
謎の「木肌なでなで女」の横を、初老の男性がにこにこして通る。
...ふふふ。
そーっと振り向くと、その初老男性もなでてました、先の広葉樹。
なんかね、やっぱり、好きだなぁこの界隈。休日が休日らしくなる場のチカラがあるっていうか、都会時間と一線を画し、しかし田舎時間でもない不思議な種類の時間が流れている。
まるでふわふわ夢の中にいる感じ...がいちばん近い。