難解な本を読みきったあとなので、ちょっとライトなものを読んでみよう。なーんて思ったらあてが外れた。
なんで和装(?)の河童のうえで、飛行機と天狗が競争(?)みたいな、いいかげんな表紙のイラストにだまされました。東京都内に散在する、あまたの神仏をガイドするかなり興味深い本。
小石川あたりに貧乏神を祀った神社があるかと思えば、金町ちかくに縄でぐるぐる巻きにされた地蔵もいる。閻魔さまもお岩さんも...東京って、江戸の時代から何でも揃った都市だったのねぇ。と感心すること仕切りだ。
富士塚のこともちゃんとガイドされていて、なんと、入谷までいかずとも駒込にもお富士さんはいらっしゃるらしい。しかも、入谷は富士山の岩石を積み上げて造成されたものならば、駒込は古墳を再利用したもの...だと。
「行かねばならない」と決意して、いったん読書を休止する。
「東京のことは、東京にいるうちに楽しむ」が最近の私の信条。
おっと本日は、オール7の七夕の夜。
...七夕に由来する神社仏閣はないのかしら?再度目次あたりを検証...うーん。
この本にはとりあえずないけど、どこかにはありそう、なにせ何でもありの江戸東京ですもの。