暇な日々がそうそう長くは続かないのは幸せなのか不幸なのか...。
でも、モノつくりの前哨戦、ブレスト用の企画作りはとても楽しい。
毎日そのことばかりを考える。
空を見てもヒントがあるし...。
この爽やかな雲と空...本当に梅雨入りしたのかしら...?という、平凡な疑問すらもヒントになる。
「考える」ことはいつでもできて、過労とも無縁。ご飯をたべながらも、お風呂に入りながらでも、眠りながら夢の中でも出来るからね。
とはいえ、リアルに資料っぽいものを探しに本屋にいったりもした。
通常は、本の中味より、棚に並んだ本のタイトルを延々眺めていることのほうが多いけど、今回は以下の本が気になって購入。
「プチ哲学」と「四国はどこまで入れ変え可能か」は、佐藤雅彦氏の著作。ちょっと可愛く、よく考えれば深いCFを多数作ったクリエイティブディレクターだった佐藤氏は、現在大学の先生をしたり、ゲームソフトを作ったり、ひとことで職業はなんなんだろう?...仕事は「思索家」で、まっいいか...と勝手に納得してみる。
プロダクトデザイナーの小泉誠氏もその著作「と/to」を読めば、いつも楽しく考えているひと。
そして、「Ex-formation」は、武蔵野美術大学のゼミがそのまま「考え方」のレッスンになっている様をワクワクしながら垣間見れる驚愕の本。日本の大学で、こんなことが卒業研究になるのは希少でしょうが、これぞ、教育というものでしょう。しかも、指導教授は、無印良品のCFとかで人気の原研哉氏だ。うーん美大っていいなぁ。
いずれの本からも、考え方やモノへのアプローチの仕方が、これでもかこれでもか...と。
おかげさまで、私のほうも、考えるというより妄想するみたいな感じに行き着いた。制限もダメだしもない、可能性の海をすいすい泳いでいる感じ。この時点ではどんなことを考えても自由だ。
何もないところから、苦楽しながら、形あるものを作る贅沢。
でも、これは、望めばいつも可能な贅沢だなぁとも思う。