性懲りもせず、暑い中ふらふら出かけた。
秋葉原側から神田川を万世橋にて渡った先に、この地図はあった。
江戸時代には、まだ万世橋はなく、そのあたりには番所があって夜間は、硬く綴じられる御門があったらしい。
が、その先の昌平橋は、当時から存在していたようだ。
で、もっぱらこの古地図で気になるのは、その昌平橋を神田側に渡ったところに、天野さんという方のお屋敷があって、その敷地に沿ってある「幽霊坂」の文字。何で、こんなところに、この名前がつけられたのかしら?
で、唐突に「江戸のことは、東京にいるうちに知っておくべきことだな。」と思う。
紙や糞尿にいたるまで、丁寧に回収して再利用した高度な循環型の都市だったということを筆頭に、現代まで営々と続くお祭りの意味とか、興味のあることは多量にある。
ちなみに、この古地図は、このように現在の地図とともにある。
どうもこの界隈でしかみたことがないが、これってどんな取り組みの一環なのか?
江戸時代の地図はよく書店のイベントコーナーなどで販売されているし、古地図帖やCD-ROMなんかも多数あったような気もするが、そんなもの室内で、観たってなかなかどこがどうだかわかりにくいし、つまらない。研究者でもない素人には、実際の東京歩きをしてこそ面白いはずだもの。しかし、それも古地図と現代の地図を仔細に比較するという予習をしたうえでないと、持ってふらふらするのもまた困難。
全東京の道路にコレって無理なのかしら?あったら面白いって思うんだけどね。