昨年の11月下旬から、ずーっと続いている深夜残業の日々である。
しかし、寝るのが4時であろうと5時であろうと、いや、6時半とかいう日もあったが(朝です。念のため)、起床は絶対8時15分だ。
朝ドラの「芋たこなんきん」を見るためだが、もちろん、ドラマが終わる8時半には2度寝する(笑)。
今週は、登場人物のひとり、看護婦の鯛子さんが言っていた。
「先生と町子先生の2人の姿に憧れてるんです。お2人見てて、こんな夫婦やったら毎日毎日面白いやろうなぁと思うようになったんです。私の結婚する相手はどんなひとやろ、どんな夫婦になるやろ、て想像するのが楽しくなってきたんです。いままでは、仕事しながら、結婚するなんて面倒なことばっかりと思ってたのに...。」と。
このドラマで、私が、毎朝確認し、確信しているのは、「豊かな人間関係は努力することを面白がってやっと成り立つもの」なんだなぁってことだ。
夫婦にも親子にも友人にも仕事の仲間にも、その関係を豊かにするためのマニュアルなんてなくて、出遭った「縁」を大切に思い、いつもたくさんしゃべって、いろいろわかって、発見する面白さがもっとも重要なんだと、毎日15分のドラマから教えられる。
深く、長い日常の積み重ねを宝石のように大切にして、創られてゆくかもかのおっちゃんと聖子さんの「夫婦」というオリジナルな人間関係。
実は、私も鯛子さんのように、憧れの気持ちを持ちながら眺めてもいる
そして、1日1話ずつ大切に読んできた、このドラマのノベライスもとうとう本日読了し、ちょっと気落ちしている今日。こんな調子じゃあ、3月にこのドラマが終わっちゃったら相当さびしいだろうと今から不安になってみたり...。