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ココロはいつも休暇中



書評コーナーのせいで...。

珍しくなんと10時に家に着いた!
....と喜んでいる時点で異常なのだ。
先週末とどいた「クウネル」の最新号だって開封していないわけだし...とおもむろに袋から取り出す。
書評コーナーのせいで...。_f0108825_1255085.jpg

隔月というサイクルだとほぼ全ページ読了できるはずだが、ここ3号ほどは、きちんと読んでいない。
けっきょく特集をパラパラめくって、まずはBOOKコーナーへ飛ぶ、作家を取り上げるスタイルの書評ページといったらいいのだろうか、そこだけはちゃんと読むというのも我ながら不思議だ。が、理由はある。
このコーナーを作っている編集者は私かもと密かに妄想を抱いているからだ。
だって、本の発売の数ヶ月前からマイブームになっている作家が必ずといっていいほど紹介されているんだもの。
それを毎号確認するという目的もあったりするのだ。
で、最新号は「芋たこなんきん」でおなじみの田辺聖子さん。
そーいえば前号は「コロボックル物語」の佐藤さとるさんだったなぁ...と思い返しているうち、ハッ!と気づくとバックナンバーを全部書棚から引っ張り出していた。
「クウネル」が創刊されたのは2002年で、まだアンアンの別冊だったときの第一号は、今とスタイルが違うが、豊崎由美さんが、メイ・サートンの「夢見つつ深く植えよ」を紹介している。で、私の日記をみると、同じ作者の「海辺の家」をその1ヶ月前に読んで深く嵌っていた様子がうかがえる。
2号目からは今の作家をインタビューしつつ本の紹介をするスタイルになり、石井好子さんの「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」。
そして、3号目には庄野潤三さんが登場していた。私の庄野潤三歴は、夫婦の日常を淡々と描いたシリーズの最初「貝がらと海の音」からだが、この年は、デビュー当時の作品から順番に読むという嵌りようだった。

せっかく、バックナンバーを全部持ち出したのだからクウネルBOOKコーナー全リスト化だ。

創刊号はvol.4で、武田花さんインタビューで「富士日記」の紹介。
5は、星野道夫さんのことを妻直子さんが語る。
6は、島本理生さん。このひとのことはあまり詳しく知らない。珍しく読んでない作家が紹介されてる。
7は、森まゆみさんが須賀敦子さんのことを語っている。須賀さんは、人生の先輩として尊敬する女性のひとりだ。その清々しい生き方が本当に好きだと改めて思う。
8は、園芸家・柳宋民氏の「雑草ノオト」。私にとってこの本は、雑草探検のバイブルだ。このコーナーではじめて柳宋民さん姿を見て、やさしそうなひととほっとする。道端の雑草をひとつひとつ丁寧に見つめて生きるひと...だから当然なんだけどね。
9は、石田千さんの「月と菓子ぱん」
10は、ジュンバ・ラヒリの「その名にちなんで」と「停電の夜に」
11は、松谷みよこさんの「現代民話考」全12巻
12は、長嶋有氏。
13は、保坂和志氏。
14は、陳健一氏。
15は、いしいしんじさん。
16は、古本酒場コクテイルの店主が料理本を紹介するというちょっと変わったスタイルで展開。お料理と本の組み合わせって本当に素敵だ。
17は、小川洋子さん。自宅が紹介されていた。
18は、よしもとばななさんの「王国」
19は、中川志郎という方がJ・ヘリオットの作品を紹介している。この二人を私はこのコーナーで知った。まあたまにこんなこともないと本当に私が作ったページか?と思ってしまう。
20は、山本夏彦さんのことを、息子さんと愛弟子の「室内」の副編集長の女性が語る。紹介されている本は多数。
21は、佐藤雅子さんの「季節のうた」を当時の担当編集者が語るスタイル。この本は知らなかったが、同じ著者の「私の保存食ノート」は、私のお料理の参考書のひとつだ。
22は、川上弘美さんで、「ざらざら」「夜の公園」「古道具 中野商店」
23は、佐藤さとるさんで「コロボックル物語」
24は、先に書いた田辺聖子さんで全集の第5巻「感傷旅行」、第6巻「言い寄る/私的生活/苺をつぶしながら」が現代の「女の子」必読の2冊として紹介されている。


ふーっ。結局なによ、12時近くなっちゃった。
by tao1007 | 2007-01-24 11:50 | 読書する
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by tao1007
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