大寒の昨日、昼過ぎに起き出し、定点観測に適した桜を探しに外出した物好きなわたし。
こんな感じはどうだろうか...。桜の季節には夢見るような美しい並木道になる場所も冬の最中はうら寒い。「これって本当に桜の木なんだろうか?」と不安にもなるが、薄いピンクの塊の隙間隙間に、空の青...というのもなかなかにいいんじゃないかと夢想してみる。
結局、博物館にも行った。このあたりも押さえておこう。
博物館の中ならあたりまえながら宴会は禁止。
あんがい桜が盛りの頃にだって観測には適している。
宴会が禁止といえば、小石川の植物園も桜の穴場だ。
数年前の平日を休み、植物園へ出かけた桜の頃。
ひっそりと満開に咲く桜の園にぽつんといた私、「あれは夢だったか?」と今でも思う。
ずーっと以前に住んだ国立の街。5時ぐらいの早朝であるなら、桜並木だけが贅沢に延々と続く中にひとり...という偶然の確率は高い。
桜はひとり愛でるもの...と私は思っているようだ、かたくななまでに。
桜、桜と考えて過ごしついでか、仕事中に通りかかった和菓子屋の店頭にはもう道明寺も桜餅もあって、こんなに早くに初物の道明寺をいただいてしまった。