「続・今日の買い物」もいい味を出してました。
シリーズ1巻目に比べると、タイやパリなど、旅先でのお買い物の話なんかがやや多いかなとも思えるけど、現在の私の「女工哀史のように劣悪な日々」(いや冗談じゃなくボーナス出ても、買い物する元気なんて出てきやしない。ボーナスというより金一封って金額に脱力を感じてかもしれないけどね~。)に一筋の光ってゆーか、一服の清涼剤ってゆーか。
ともかく、センスの良い品々をウインドウショッピングさせていただいた気分です。
本って便利だなー。
こちらの本も、
シリーズ一巻目に引き続き、いつか私も買い物するぞ!の気合もこめて覚書を書いときます。
★近いところで言えば、神保町の
洋菓子屋「柏木堂」の不思議なお菓子を食べてみたいし、八重洲の古いビルの4階にあるらしい文具ショップ(なんだろか?ジャンル不明)
「POSTALCO」には足を運んでみたいと思う。
「柏木堂」のほうは、その前を通るたびに、ウインドウから見えるフルーツケーキ一個210円を見て「一個だけ食べたい!がしかし、一個だけ買うのもなぁー」とせこい自問自答に苦しむ場所だ。奥が喫茶室(カフェというより昔ながらのね!)になっていて、フルーツケーキを一個買って奥で紅茶とかを注文すればOKのような感じも濃厚だが、まだ試したことはない。
しかし、それほど仔細に店内を凝視すること多数なのに、ここに書かれてあるサービス品のお菓子の存在はしらなかった。「いろんなケーキの切り落としを練り直しシナモンで味をつけたもの」とある。個人的にはものすごく惹かれるが「美味しい」とは一行も書かれていない...。
やはりこうくると実際に食べてみたいという好奇心が沸いてきたりするのだ。
「POSTALCO」のほうは、文章に添えられた写真にかなり惹かれるモノがある。古いビルの4階とあるが、雑居ビルのその場所に店名の文字8文字だけのサイン。その素性を知らなければ絶対そこまで上ってゆくことはないだろう。しかもやってる日が週に3~4日と少ない。
この「やる気のなさ」にかなり惹かれるンだなぁ~。
著者は、カードホルダーなどの買い物をしたようだが、私の興味は「フィールドレコーディングの限定ミニCDが面白い」の一文。
うーん。こういうものに本当に弱い。早く行かなければ...。
★ちょっと遠出系では、鎌倉のお買い物とそれを巡るお話にもココロ惹かれるものが多い。
ぜったい行きたいと思うのは、鎌倉若宮大路沿いの
豊島屋本店の2階のギャラリーとトイレ。「ハトサブレ」で有名なこの店のことは知っていたが、2階が個人美術館のようになっているのもトイレが一見の価値があるほど立派なのも知らなかった。予約しないと購入できない「鎌倉名所饅頭」ってのにもかなり...。
もうひとつは、鎌倉雪ノ下にある
大佛茶廊、大佛次郎記念館(だか、資料館だか)に併設されているらしく。この話はシリーズ一巻目にも登場しているが、すでに私は、「やや質素だが品のある日本庭園にてお茶をするうららかな昼下がり...」みたいな幻想を勝手に抱いていたりする。
うーん。またキリがなくなってきたなぁ...。
★
NO.167のパリの中古レコードの話と
NO.168のオピネルのナイフのページは、お話としてよかったということを最後に書き添えておきます。
もう眠いので詳しくは本そのものをお読みくだされば...。ではでは。