9月に入ったばかりのその日だったと思う。
ふとTVをつけたらキムタクによるニコンの一眼レフのコマーシャルがオンエアされていた。
カメラを持たすと男っぷりがあがるのか、そもそも木村拓哉そのもののかっこよさによってカメラまでよく見えたのか...とにかくいいコマーシャルだと思った。
奇をてらわずシンプルなのもよし。
ちょっと暗めのモノクロームな画面に効果音がシャッター音というのもいい。
見かけはシンプルだけど隙がないくらい凝ったCFだと思う。
で、欲しくなりました。
ニコンの一眼レフのデジタルカメラ。
私は、アナログ一眼レフなら写真を撮っていた時期もあるし、現像もモノクロなら自分でやったこともある。
しかし、現像液と定着液の順番を間違え透き通ったネガフイルムにしてしまうこと数回。もちろん現像のほうは、さっさと挫折した。
撮るほうはけっこう持続したが、いつしか定点観測風になっていて(
蓮の定点観測はその名残だ)、国立に住んでいた頃、大学どおりの桜並木に挑戦。それが大作すぎて飽きたのか、それを最後に結局こちらも挫折した。
一眼レフのカメラというものが私には大げさすぎたのだ...と総括している。
その後、全自動カメラとか携帯用の小型デジカメで、写真を撮ること自体はずーっと楽しんでいる。
で、このブログを運営するにあたり、美しい写真を掲載するほかの方々のブログを数多く発見。あやかりたいものだと思っていたら、その多くが、一眼レフによるものらしいではないか!
一眼レフもデジカメならおおげさ感は少ないかもしれない!
これは一眼レフのデジカメを「私の買いたいものりスト」のトップに据えねばならない!...と思っていたところにこのコマーシャルだ。
やはり買わねばなるまいか...。
一方、この半年ほどずーっと気になってるのがTOYカメラだ。
青山ブックセンターとかTUTAYAとか、私の主たる行動エリアの「本屋」で売られているのも気になった理由。チープなプラスチックで作られたカメラそのものもいい感じだし、使用フィルムが110という種類で、それがまたちょっとピンボケ風の味ある写真が出来上がる。
これは、高くても1万円程度。
1000円以下のものもある。
自己表現の手段が増えたからこそ、そのツールがはやっている。
と私はそう思う。ちょっといい時代だ。