一昨日、新幹線の中で読む本がないっ(汗)と、急ぎ買ったのが有川浩の文庫。
実は、この作家の場合、体力がないと読めない(たとえば「図書館戦争」とか。もちコレも面白い)ものがあるので、ちょっと警戒したが、気楽に読めて面白かった。
三匹のおっさんこと、60代に突入したリタイア組が、結局リタイアなんてできるはずもなく、ひそかにご近所の世直しに立ち上がっちゃうという話。
世直し先が、そんなに壮大じゃあないところが、目の付け所として面白く。
しかし、世代間のギャップとか老人たちの孤独を埋めたり、悪徳商法、ゆすりやたかりみたいな小悪をすっきりしゃっきり退治してゆきつつ、商店街のシャッター問題まで何とかしそうな様子が痛快である。
そして深い。
ちょっと面白いじゃあん!と思ったら、もうシリーズ2作目も出ているみたい。
文庫じゃあないけどね。
読みたいなぁ、買おうかなぁ。
...って、本は図書館で買って読み⇒面白かったら買うのMYルールがもうすっかり壊れておりますが。
読書の秋ですしね、まあいいか。