ココロはいつも休暇中



まだ一度もたどりつけていないアンティークタミゼ

恵比寿の街のはずれに、アンティークス タミゼというお店がオープンしたのが2001年6月。
自分自身の感度は相当に鈍だとしても、シゴト柄、周囲にいたヒトたちのアンテナはなかなかに良い情報をキャッチしていて、「コノ店は、タオさんごのみだと思うよ」といわれ興味を持つ。

その後、アンティークス タミゼが独特の雰囲気を纏った店主・吉田昌太郎氏とともに、よく雑誌などに登場することにもなって、ああ、行ってみたいな。

勤めていたころは、恵比寿にも取引先があったので、もちろん、雑誌の地図を確認したあたりをうろついてみる。

が、見つからないんですよねぇ...これが。
で、そのまま、一度もたずねることなく今に至る。

なのに、書店で、吉田昌太郎氏の本を見つけて、立ち読みすれば懐かしい。
知らない場所だというのに、懐かしいってのもへんだけど、まさにそんな感じのする本。
だから、けっきょく買ってしまった。
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ああ、ちかごろ、本を買いすぎです。

でもね、美しい写真が散りばめられたこの本は、凛とした魅力を纏い、自然と、そこに書かれた古いものへまなざしや、物語を知りたくもなるというものです。
もちろん、どこか居心地の良い場所で、お茶をしながらゆっくりと...。

ですから、この種の本は自分のモノにするしかありません。

著者が愛着を持つ古い道具たちや古本をながめ。やがて手を染めることになった内装デザイン。そのお店の写真も並んでいる。

しかし、私的には、書かれた文章がもうめっぽう面白く。
特に、新宿や新橋やの東京のどまんなかで、江戸時代の器を掘る話がいちばん好き。
そういったことに詳しい友人と、古地図をもって都心をめぐり、藩主の屋敷跡だった場所に工事現場となった場所=都会には珍しい土むき出しの場所を探し、そこを掘る。

なんと、意外と、古い器の欠片がざくざくと出ていたんだそうですよ。
ああ、私もやってみたいなぁ、うらやましい。

ほかにも古いガラスの話とか、オランダの古本屋の閉店セールで見つけた、造作の美しい本の話。

造作が美しいといっても、その本は、棚の端っこで売れ残り中身は折れ曲がって半開き。
吉田氏は、その折れ曲がった姿に、美しさを見いだして、買い、帰りの飛行機の中で、もっとさまざまに折って重ねて、自作の飛び出す絵本風に仕立て上げた。

それは写真に撮られ、本書にも掲載されているが、あれまぁ、ホントに美しい。

読者は、コレを見ることひとつに本書を紐解いても十分なんじゃあないでしょうか。
...という感じです。

美しいだけでなく、さまざまに発見と学びがある一冊。

いつか縁があれば、この不思議な本が生まれた、そのアンテークタミゼの店内で、うっとりたたずむ日もくるでしょうか。
ここまで、縁無く着たからには、まあ、このままでもいいんですが(笑)。
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by tao1007 | 2013-05-23 12:39 | 読書する
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