ココロはいつも休暇中



今度は、江戸の戯作者

まだまだ、痛快依存症気分である。
となれば、アレか、やっぱ江戸が舞台の小説なんかがいいんじゃあないだろか。

っうことで、痛快作一気読みの3作目は、畠中恵さんの「けさくしゃ」です。
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「本ばかり読んでていいのか私」と、ココロの片隅をちょっとだけ掠めますが、まあ、いいのです。
急ぎのシゴトもありません。(いや、ほんとは、まずいのですが...苦笑)

さて、タイトルの「けさくしゃ」とは、「戯作者」のことで、江戸の小説家とでもいいましょうか。
その「戯作者」である種彦さんを主人公にすえて、もう冒頭から、江戸モノ得意なこの作家の真骨頂的物語が展開する気満々です。

ところで、この主人公の種彦さん...って、実際は二百俵取りの旗本で...。

これって、実在した江戸後期の戯作者・柳亭種彦のことじゃあないかしら?
彼こそは、現代でこそ、あまり有名じゃあありませんが、当時は、山東京伝や滝沢馬琴と並ぶぐらいの大ベストセラー作家だったヒト。
さっそく、「けさくしゃ」で検索してみれば、実際のところそうでした!⇒畠中 恵『けさくしゃ』刊行記念インタビュー
その柳亭種彦の若き頃の話を書いたんですと。

となれば、ますますに面白そう!

で、やっぱり相当に面白かったぁ(早っ!)

各章ごとに、まずは江戸後期の出版界まわりの解説から口上的にはじまって、そこからしてもうほんとに興味深い。
そして、物語自体も、大枠は、主人公種彦が版元との出会い⇒江戸期の出版システムを知り⇒他の作家はもちろん、本つくりに欠かせない職人たちとも知り合って⇒お約束の筆禍事件なども繰り出して、さらに、戯作が舞台化されて本が売れる...と、一冊読めば、当時の出版事情も概略的にわかってしまう構成なっているところもかなり嬉しい。
そして、もちろん、事件⇒それを戯作に直しての種彦の謎解き⇒解決!と、痛快時代劇テイストも万全です。

うーん、コレ1冊で終わるのはもったいない。
薬種問屋の病弱な若様が大活躍する「じゃぱげ」シリーズに並び、こちらもぜひぜひシリーズ化してはくれまいかと強く思う。

とにかく、最後まで一気に読みすぎました。
もう少しゆっくり味わいながら読むべきだったですかね...。
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by tao1007 | 2013-02-18 12:58 | 読書する
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