赤提灯が、石段に沿って、ずっと上まで連なって行く。
今の季節、私は、こうゆう光景にめっぽう弱い。
とりあえず、赤提灯に導かれるほうへほうへと、それが階段であろうとも...。
っていっても、この石段はあまり風情がないですけどね。
行き着く先は、お祭りの準備で飾り付けられた神社。
なんですが、これって、赤提灯の飲み屋を見たら捨て置けないお酒好きな方々と共通するなにかがあるかもしれません。
...ないか(笑)。
ついでに幟。
これも、飲み屋の暖簾に近いものがありませんかねぇ(笑)。
なんて言ったら神様にしかられるかな?
幟の最上部につけられた日の丸扇子の神紋が可愛いなぁ。
カミサマが天晴れっ!とか言ってるみたい。
しかしそのカミサマがいらっしゃる平塚神社は、山手線を越えて西に向かったずっと先、たしか旧古川庭園のあたりだったかと。
そしてこの幟が延々かざられているのは、山の手線の内側、JR駒込とJR田端を繋ぐ線路のカーブに囲まれた地帯。
いやーずいぶん遠くのほうまで氏子さんがいらっしゃるんですね。
そちらへうかがえば、拝殿のお賽銭箱にも、このあっぱれマークがあるはずで...。
ほら、こんな風。
今年2月、初午祭の王子稲荷に行く途中、あんまり可愛いので写真を撮らせていただいたんです。
寄って撮ったものもある。
この神紋はかなり珍しいと思うんですがいかがでしょうか?
ちなみに、御祭神は、八幡太郎源義家とその弟、賀茂次郎源義綱と新羅三郎源義光。
強い源氏の武将三兄弟がカミサマになってここにいらっしゃる。
なので、縁起は勝ち運!
で、この神紋なわけですね。
納得!
境内を見回せば、
お神輿のある蔵にも天晴れ扇子がアクセント!
今週末は、ここから神輿が担ぎ出され、遠く田端にほうまでカミサマをお連れするってことか。
以前、コノ界隈は、たぶんもっと田舎の風景。
田んぼや畑の実りをお見せする行事が、秋のお祭りの趣旨。
この現代なら、神輿にカミサマ方をお乗せして、いったい何をお見せすればいいのやら...なんて、ちょっとココロの片隅で思う。
思いっきり暑くて、実りの秋っていうより、まだ夏さなかっていう感じだしね。