ココロはいつも休暇中



風や水やヒカリや...そして積まれた時間、そんなものたち。

友人が編集した本。
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「風景を拾う 」吉田 淳治  創風社出版

四国に住む画家が、海や川から拾ってきたゴミみたいなモノで作ったオブジェにエッセイをつけたものなんです。
...とその友人から、本のごくごく簡単なあらましを聞いただけで強烈に惹かれる。
そもそもその友人は趣味が良く、コレまでもさまざま影響を受けてきたという経緯もあって、彼女が楽しんで編集したというだけで興味深々。
そんなところへきて、”芸術家が自然の中から拾ってきたゴミみたいなモノ”...のオブジェ。
なんだかとっても素敵な響きではないか!

普段なら、即座に書店に行って手にとってみるところだけれど、この本は、四国の出版社が発行元という事情もあってか、東京では手に入らない。
なんでもある便利な東京で入手できないというのも、なんだかとってもいい感じだなぁ...と、好感度は増してゆくばかり。
「見たい、見たいなぁ」と思いつつ、まずは、いつもの本読みのMYルールに戻って、図書館に買ってもらうことにしてオーダーを入れ待つ。
もう、なかなか会えない大好きなヒトを待ち望むような気分なのである。

3ヶ月ほど待って、図書館に本がやってきて読む。
オブジェの素材たちは、波や雨や風やヒカリや...自然のアレコレ、あるいは時の流れみたいなものに晒されて、いつしか違った命を吹き込まれこの世界のどこかにひっそりといた。画家は、その魅力を千里眼のように見つけ出し、それらに似合った新しいカタチとか組み合わせとかを与え、私たち読者は、「ほほーっ!」とか「ふふふ」とか、「へーっ!」とかと、感嘆符や笑いなんかとともに眺めて楽しむ。

そして、そこに、そのオブジェたちにまつわる物語。
画家の言葉は、きちんと推敲を施され冷静なようでかえって情熱的で、とつとつと語られているようで雄弁。画家自身の深い物語がそこに見え隠れして、これは、時々取り出して読みたい本だと思う。

いったん最後まで読んで本を閉じ、余韻を楽しむように空を見上げる。
浮かんできたのは、拾ってきたモノたちが、いろんなものに晒されてかえって輝きを増すように、ヒトもいろいろ生きて魅力を増してゆくものなのだなぁ...などと。

実は、その後、その友人からも一冊いだだき、この、東京では、入手困難な本が、私の手元になんと2冊!せっかくなので、記念に写真を撮ってみた次第です。
これで1冊図書館に帰っても大丈夫。

どうもありがとうございます。
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by tao1007 | 2011-12-14 11:12 | 読書する
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