「もののお買い物 」大橋歩 アルネBOOKS
物欲はなくとも、他人のお買物したものを見るのは好き。
特に、大橋歩さんには、そのイラストレーションや著作で、幼い頃から影響を受けているということもあって、ライフスタイル全般を含めて参考になることが多い。
といっても、あそこまでおしゃれに完璧には程遠いけどね...。
そういえば、20歳にもならないうちから、コムデギャルソンに興味を持ったのも、たぶん大橋歩さんの雑誌の記事かなんかじゃないか。
今の20歳だったら当たり前かもしれないが、あの頃のコムデギャルソンって、非常に敷居の高い店だったからね。誰かに強力に興味喚起されなければ、ぜったい足を踏み入れなかったとも思う。
っーことで、さっそく「もののお買物」を堪能。
シーツとか石鹸、シャンプー、タオルなんかの生活用品が、私の使っているものと共通。
「おっ!あながち私のセレクトも間違ってないかも」と思ったりして、単純です。
欲しいなぁ...と思ったのは、表紙にもある白黒のハートのブローチ(右、上から二番目)と、赤い財布群(右下)。でも、アクセサリーはビーズを買ってきて私流に作ってみたいって感じだし、財布は、おんなじ色に揃えていろいろな用途に使うアイデアが面白かった。
結局、やっぱりそうゆうこと。
たとえ、これらを買ったとしても、出会ったときのインパクトや面白さはどのぐらい続くだろうか。
物の魅力の半減周期ってかなり短い。
なんとなくいいなぁぐらいでは手を出さない。
やっぱり、そのほうが人にとっても物にとっても幸せなんじゃないでしょうかね。
それでも、こうゆう本は好き、頭と心に刺激を与えるのみでも、良い物には存在価値がありますもん。