青山にあるべにや民芸店にて、日本の各地から集めた注連飾りを販売中と聞いて、さっそく出かける。
そして、正面入り口に飾られた注連飾りの様々な意匠に、ただただ驚く。
笑門と木札が下がっているのが、三重・伊勢地方のもので...。
あとは...。
もう、ただただ見るのに夢中で忘れました。
べにや民芸店のブログに紹介されているようですので、詳しくはそちらを。
いやぁしかし、こんなにカタチ様々にあるもんなんですねぇ、注連飾りって...。
ひとつは、今年のお正月用にと思い定めてやってきたのですが、迷いに迷ってなかなか決まらず。このコーナーに張り付くように長々と滞在する変な客に成り下がる私です。
迷う理由は、その様々な意匠や価格にもありますが、そもそも、この素晴らしい注連飾りを買ったとしても、どんど焼きで焼いてしまうのもしのびないなぁ...ということにある。
ついつい「これって、お焚きあげしないで、1年ぐらい家で飾ってたら撥があたりますかねぇ」とか、お店のひとに聞いている私(笑)。
「伊勢地方の笑門飾りは1年間飾る風習のものですが、ほかは、やはり正月のみのもの」なんだそうで...そうですよねぇ。
それでも「玄関からははずして、家の中にならいいんじゃないですか」というお店の方の話を錦の御旗に、1年飾るつもりで細工の気に入ったものをひとつ。
さらに、壁に並んだ注連飾りの写真まで撮らせていただき、ほくほくと帰路。
ちょっと暖かい電車の中。
注連縄の入った紙袋の辺りから、藁にお日様があたっているときの匂いがずーっとただよっておりました。
その注連飾りは、クリスマスの明日にでも。