10月19日・20日の宝田恵比寿神社の恵比寿神祭。
そこには、べったら漬け以外にも気になっていた縁起物があります。
ひと呼んで「べったら福財布」。
黄色地の木綿に恵比寿さんが黒くくっきり。ニカッと笑ったお顔と、捉えられた鯛の困り顔...なんだかその対比がとってもおかしい。ふふっと思わず笑ってしまって、ほらほらソコに福が来るって感じでしょうか?
一緒にいかがかと薦められて購入したのは、つる柏紋が染め抜かれた手ぬぐい。柏紋は恵比寿さんの神紋ですが、こうしてみれば、なかなかに洗練された意匠です。この手ぬぐいには「市の神」と名がついていますが、それって、恵比寿さんの別称ですよね。
「どちらも、染めが自慢」と、素人目にも品が良い紋付袴を身に着けて、今日は売り子を買って出たといった風の日本橋の旦那さんたちの弁。
界隈は、呉服商の街でもありますから、こんな縁起物にもその矜持が含まれるのでしょうか。どちらも、触った風合い、質が良く、「福財布」の金運向上のご利益もさもありなんな感じです。