「ナガオカケンメイのやりかた」 平凡社
「ナガオカケンメイの考え」、「ナガオカケンメイのやり方」、
「ナガオカケンメイとニッポン」。私は、この三冊を、敬意をこめて「発火本三部作」と呼んでいる。
読めば、なんだか過激なまでに「やる気」が芽生えるからなのだが、ならば、いつも手元においておりに触れて読んだらどうだい...ということにはならなくて、三冊ともきちんと買って読み、そのまま古本屋に回したと思っていた。
そしたら、いまだカオスのわが書棚から、ある日この「...やり方」が、顔を出す。
あららっ、また、「読んで発火しろ!」と言う神のお告げか?
著者のナガオカケンメイ氏は、デザイナーであり、「D&DEPARTMENT PROJECT」の創始者(創業者...というより、誰もやってないことをはじめてしまったという意味でやはり創始だ)でもあり、今も、デザインを機軸にすえて、「D&D」の各県1件フランチャイズ計画とか、「D&D」ができた県の「ガイドブック」の出版とか...もう、肩書きなんてどうでもよくて、「何か面白そうなことを真剣にやっているひと」となっている。
本書は、そのナガオカケンメイ氏とその拠点である「D&D」のスタート地点の話。がむしゃらに走り、考え、動き、小さな結果を出して積み上げて、やっぱり、名アジテートしていた頃。
ああ、それをもう一回あんたも疑似体験いたしたまえ...ということね。
解りました。再読書に突入いたします。