旧暦は、日付を月の満ち欠けで決め、それでは、「季節」が、暦と少しずつずれてゆくため、別に太陽の1年の動きにそって、季節のめやすとなる「二十四節気」をおいた。
それが、夏至、小暑、大暑、立秋...とくる天気予報のネタなどになっているアレで、これは、約15日ずつ順番に回ってくる。
そして、その間を細かく埋める、「七十二候」という更に具体的な季節の標準みたいなものもあり、それが、暦の要素にしては非常に文学的。が、これだけ異常気象と言われる現代でも、その「文学的」が、なんだか不思議にはずれがない。
...ような気がする優れものなのだ。
例えば、「七十二候」によれば、ここ数日は「蓮始華」の頃。
つまり、そろそろ、「蓮の花が咲き始める頃だよ」ということで、さっそく、その確認に不忍の池へ。
ほらね、蓮が、「やっと、おはよう!」ってな感じで、ポツポツ咲き始めてるでしょ。
こうなると、72個をいちいち確認もしてみたい性なんですが、次の7月17日頃は「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」で、鷹の雛ってどこ行けばみれるんでしょう...と、いきなり挫折(笑)。
次の7月23日頃「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ」はどうか。
桐の花ねぇ...。小石川植物園あたりに行って、観察してみようか。
「鷹の雛」的な無理はあるけど、なんか、こうして15日ごとの「二十四節気」と5日ごとの「七十二候」を追うにまぎれ、酷暑の夏もいつも間にか...。
てなことになりそうです(笑)。いやそうなること希望。