晴れたので、博物館へチャリをこぐ。
ただいま特別展示は始まったばかりの「長谷川等伯」展がもはや大賑わい。
だが、私の目的は本館の片隅にいらっしゃるこの方たち。
毎年桃の節句前後の博物館は、多くの雛人形を展示していて興味深く。しかも、毎回微妙に違った人形が登場するもんだから、見逃せないのだ。
ひとくちに雛人形といっても、その種類はけっこう多く。
例えば、上の写真は「享保雛」といい、華やかな錦を重ねた衣装が特徴。
...遠くて見にくいけど、ちょっと着膨れして重そうな衣装だと思ったらたぶんソレは享保雛です(笑)。
こちらは、「大坂雛」という。
ちんまり小さいながらも、よくよく見れば、お顔も衣装も精巧な細工で、なかなか凄い。
こちらは、「室町 次郎座衛門雛」。
雛人形といったらたいてい面長なので、丸顔のお内裏さまだったら、「もしやこれが次郎座衛門雛?」とあたりをつければ、ほぼ間違いない...らしい。
ちなみに関西は丸顔、江戸では面長がそれぞれ人気だったそうだ。
その他にも、お顔を象牙で作った「牙首雛」とか、雛人形のルーツでもある「
天児(あまがつ)」人形や
「這子(ほうこ)」人形、そして「立雛」など貴重なお人形も多数展示。
いやぁ、博物館ってほんとに凄い...のに、なんだって平常展のほうは、いつもこんなにすいてるんでしょうねぇ。まあ、混雑されても面白くないけど(笑)。
ということで、さっそく雛人形についてのあれこれを調べたくなっている今日この頃です(笑)。