本日は、終日冷たい雨...なので昨日の続きをつらつらと。
早稲田の穴八幡宮。
その由緒正しさは、こんなところにも現れている。
狛犬さん「阿」と...。
狛犬さん「吽」。
渦巻きまくったたてがみと、カッと見開いた眼...その意匠が素晴らしく放つ雰囲気もご立派です。
こんなに美しく強そうな狛犬さんに守られている神様は、さぞやご立派な...と、ご祭神を調べてみれば、応神天皇・仲哀天皇・神功皇后...とある。
ふーん。神話の世界といってもその世界では新しい時代の神さまですね。
などと、思えば、にわかに「古事記」を読み返したくなるものです。
さらに、この布袋様の福々しさはどうでしょう!
あやかりたい笑顔です。
ところで、布袋様が鉢に手を入れているというか抱えている(?)意匠のものは初めて拝見しますが...ここにも面白い由来がありそうです。
ということで、近頃の私、もともと郷土史好きということもあって、神社仏閣に立ち寄れば、その歴史的興味により滞在時間がどんどん長くなりがち。
次いで、古い本にも相当なる興味が沸いた。
今日も学生街の古書店で、岩波文庫の「古事記」をけっきょく購入。学生時代のが実家にあるはずなんですが、まあ、お安いので良しとしました。
歩きながら数ページを眺め、もうそこは難解古文の世界。英語の本を読むごとく、分からないところは飛ばして読もう...などと、興味は沸けども、怠け者なんで、はなっからこれです。
これらを読みとく授業があって、しかもそれを受講しながらも上の空だった、高校→大学時代を思い返しつつ、「ああ、学校の勉強は大切だったなぁ。無駄も無かった」...とやや反省。
ちなみに、先の鉢抱えの布袋様(いゃ、勝手に命名)は、1649年(慶安2年)造立、区内最古の水鉢でもあるそうです。かつては、江戸城吹上御苑に置かれていたものを徳川家光により奉納されたという本当に歴史的由緒あるもの。新宿区指定有形文化財にもなっているとのことですが、そんなもんを外に置いておいていいのかね。
...散々撫で回してきちゃいましたが(笑)。