上野の森は、蝉たちの声でいっそうと賑やかしい。
蝉の声を頭上で聴きつつ、陽射しを避けて木陰を歩けば、低い木々の緑に気になるものが...。
...何かが、実ってますね。
いや、失礼、上方で鳴き続ける蝉の抜け殻。
最初見えたのはコレ一個だけだったのが、目が慣れてくると、あちらにも、その向こうにも際限なく見えだして...。
今ごろになって、地中からぞろぞろ這い出してきたんでしょうか?
ともかく、上野公園じゅうの低木の葉陰などに大量の抜け殻が実っているかのようでして...ちょっと恐い。けど、すぐにあちこち見つかって面白くもある。
これって、いつものことなんですか?
確認してみたいという方がいらっしゃるなら、東京都美術館の際のあたりがおススメで、もっとも収穫量多しって感じ。なんとなくですが...。
不思議なことに、最初は、何も見当たりません。
まずは、低木の緑にあたりをつけて、その膝丈ぐらいの位置をを漠然と眺める。しばらくそのまま...すぐに、わらわらと抜け殻が見えてきます。
果たして、私の場合、長時間にわたり探しすぎ。
烏も鳴く夕暮れ時には、目をつぶれば、まぶたの裏には蝉の抜け殻...という状態になり、夢にまで登場する次第。暇人ですね...。
皆様、抜け殻観察のやりすぎ(笑)にはくれぐれも気をつけて。