朝から不気味に生暖かい1日。
なので、今日は1日生暖かく過ごそうか...と、ためまくったTVドラマの録画をおもむろに巻き戻す。
ちなみに、録画の順番は、「不毛地帯15話」→「木下部長とボク5話」→「不毛地帯16話」→「木下6話」そして昨日分の「不毛地帯17話」→「木下7話」となっていて、何かテイスト的に極端な違い。
企業戦士のさきがけとして眉間にしわ寄せ頑張る頑張る、近畿商事専務取締役「壱岐正」VS広告代理店丸々通信の「木下部長」は、日向の猫の次ぐらいに自由で怠惰なキャラクター。
私の就寝時間が10時半なもんで、以降の観たいドラマは録画して観るが最近の習慣となっていて、今クールは、それが木曜に集中していたもんでこんな感じになってしまった(笑)。
さて、「不毛地帯」の時代は、石油需要が増える寸前、高度経済成長のとば口にいる。壱岐正は、日本国家のためにイランの石油採掘権を巡って、上司の更迭を要求するは、政治家に袖の下渡すは、イランだシンガポールだ、アメリカだ...と眉間に皺寄せまくって頑張っている。
一方、リアルタイムに生きる木下部長は、非常にゆるくいい加減に生きる。リストラ決める面接に糸電話を使ってみたり、大半の社員が風邪で休めば「今日は学級閉鎖や帰っていいか?」と言ってみたり、ともかくスーパーに頑張らない...のネタがすごすぎて、これを考えた脚本家を尊敬。
エンディングなんて、壱岐正は、トム・ウェイツのダークな声をバックに(たぶん)雪のシベリアの地で直立不動してるっーのに、木下さんたちは、南こうせつの平和な歌にあわせて、ゆらゆら左右に揺れてるし...。
っーか、いつの間にか比較してるし、マニアックすぎるかっ?
ともかく、非常に激しい振り子に揺られるように3週分を観終って、ふと思うのは、この対極にいるっぽいふたりの意外な共通点。
組織に居るのに、なんだかいつもインディペンデント。そして、ことの大小の違いはあるが、奇跡のように難問を解決してしまうってところ。いやいやほんと、嘘じゃないよ。
なあ~んだ、ベーシックには同じカテゴリィに入るひと?
壱岐専務と木下部長って、飲み屋とかであったら気が合うかもねぇ...とも思えてきた(笑)。局のわくを超えて番組でコラボしたらどうでしょうか?...いやもちろん冗談です。
ああっ、フィギアースケートを観るの忘れた!
こうして、無駄なんだかそうじゃないんだか、生暖かな1日がくれてゆく...今はもう夜。嗚呼...。
追記>どちらか一方、あるいはどちらのドラマも観てない方は、一週分だけでも組み合わせて鑑賞なさることをおススメします。観合わせの楽しさ満載。嘘じゃないよ。