ココロはいつも休暇中



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まるで再会した友人のような

f0108825_21592274.jpg小学校時代に同じ教室で学びながら交流もないまま卒業し、思春期も青春期も関わることもなく、ずいぶん大人になってから再会、何故か深い友情を感じるにいたっている女友達。
デビュー当時の作品を結構読んでいて、その後疎遠になり、また読み始めた私の読書傾向に沿ってたとえると、作家・小川洋子さんに私が一方的に感じているイメージは、こんな感じだ。

この「博士の本棚」を読んでいたら、小川洋子さんが小説を書くとき、登場人物の住む家の間取りとか、街の地図とかを詳しく作ってみるとあって、これに類する記述は表現を変えてこの本の中に何回か登場し、小説を書くこと以上に楽しんでいる感じ。
そこで、何となく、腑に落ちた気がした。

小説の読み手である私は、街の描写が詳細な小説は、地図を作りながら読み、部屋の記述が詳しくあれば間取りを描きながら読まなければ落ち着かない。

そして、私の場合は、もうひとつ「食の描写」も重要で物語の中でそこも楽しみたいが、食が細そうな小川さんの小説には、その描写は少なかった...と思い至る。
特に「妊娠カレンダー」「冷めない紅茶」「「密やかな結晶」などデビュー当時にリアルタイムで読んだ作品を、面白いけど夢中になれなれなかったのはそれが理由か?
読者とはかくもわがままな...。

しかし、生々しい食「欲」の印象が薄いからこその静謐さでもある。理想的な街にある、すっきり磨かれ整頓された古い家のような佇まいの小説は、記念館とか資料館のようなイメージを纏って、少しは大人になった私にはかえって心地よい。

...などと思って読み進めれば、本の後半。
そこには、「博物館になった芸術家の家に心惹かれる」とあった。
同世代でありながら、彼女はずーっと落ち着いてひとつのことをこつこつ深めてきたのだなと、遠回り途上でいまだ「自分」にたどり着かない私は思う。

ともかく、小川さんが本書で紹介した本は、どれもきっちり面白そうで、さらに、その本人の著作もデビュー当時からの作品を順に追ってみたいと、内なる自分の悪魔の囁き。
読書の秋...とはいっても、読まなくちゃならない本はどんどん増えて際限ない。
もうこれは、長く長く生きるしかないと密かに決意したりする。
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by tao1007 | 2007-10-31 21:43 | 読書する

ハロウィンって、いつのまにこんな?

道を歩くと、何かよからぬ視線を感じ、振り向けばコレ。
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よく見リゃあちこちにわらわらといて...。
上にも、
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下にも、
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植え込みにも、
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こんなハロウィン用に品種改良した葉っぱまであり(嘘です。たぶん)、
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これらチマチマした植え込み用なら、我が家に飾ってやるのもやぶさかでない...。と生意気な思いに囚われた頃、背後に忍び寄る巨大な影。
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はっきり言って、ライティングが怖いです。かわゆくない。

随分前からハロウィンも季節のイベントではあったけど、今年ほど盛大なのも珍しくない?とこの巨大なヤツに聞いてみたい。
ハロウィン生誕100年とかなの?って、既にハロウィンの意味を間違えてます私。

ちなみに、数年前の今日。
なにを隠そう、私はハロウィンの本場アメリカにいて、ハロウィンバージョンのオレオクッキーの購入を迷っていた。「日本でも買えるよなぁ」と思ってスーパーの棚に戻したのが運の就き。以降、チョコクッキーにサンドイッチされたオレンジのかぼちゃクリームのソレを見ることありません。
その後、その話をするたびに「そうゆうものをお土産に買ってくるとかいう、気の利いたことがなぜ出来ないかね」と説教をされる思い出が増えるのみ。...かように世間のニーズはありそうなんですが、ハロウィンバージョンのオレオってもしや私の虚言創作かも?と思うほどの年月が過ぎました。

こんなかぼちゃ野朗の空洞の目で見つめられると、そんなココロの傷がちょっとうずく晩秋なのであります。
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by tao1007 | 2007-10-30 23:36 | つらつらと

アートのチカラが未来を創る

鶯谷の駅から程近く、サスティナブル・アートプロジェクトの続きは旧坂本小学校にて。
大通りから路地に入り右に折れたらこんな蔦の絡まる雰囲気ある建物があって、
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中に入れば、見覚えのある「学校の風景」。
今時貴重な木の階段を、ギシギシ音を出しながら上がって...
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廊下を行くと理科室もある。
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学校で好きだった場所は、図書室、家庭科室、理科室だった...と思い出しつつ。その理由、理科室に関しては、ビーカーとかフラスコとかアルコールランプとか、試薬ビンとか...不思議なカタチをした道具たちの存在に他ならない。
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試験管を発見!これも好きだったなぁ...。実験後に細長い試験管たわしでコレの底のほうを洗いきるのが快感だった、「変な子供」の自分が唐突によみがえる。
コレ欲しいなぁ...。いやなんてこと。我慢我慢。

しかし、各、教室には机も椅子もなく、子どもが勉強する風景に代わってあるのは、様々なアート。
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私はこの方の作品がいちばん好き。
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校庭の風景とか窓から差し込む光とかまで味方に引き入れて、この場所との美しい相関関係を作っている。ひとたびこの光景を見てしまったら、この場所にこの作品がないつまらなさが許せないなぁと思うような...。
サステナブル・アートプロジェクトは今年でもう4年目なんだとか、今年のテーマは「事の場」と言い。この作品は、そのテーマのひとつの理解を与えてくれたモノ。


さて、思えば、日当たりのいい一等地に、3~4階立ての低層の建物。
建物にぐるりと囲まれて大きな中庭=校庭までもある。
東京では、通う子供が少なくなって、こんな風に廃校扱いになる学校は多く、それを再利用してオフィスにしたり、アート活動の拠点にしたりというのは良く聞く話だが、加えて、この界隈の「学校」には歴史のある建物も多く、この旧坂本小学校もそんな雰囲気がそこかしこに...。
どうぞ、むやみに破壊することなく、うまく利用する道を選んでねと思う。
できれば、この試みのように、新しいアイデアが生まれて、世の中にプレゼンテーションするみたいなカタチだったらより素敵だ。我こそはと名乗る若手建築家とか、志たかい新興のリノベーションの会社みたいなところにやってほしいなぁ...。
とか、勝手にひとり盛り上がる私です。

最後に、密かにこのプロジェクトに参加していた(?)ふしがある自然のアートを。
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by tao1007 | 2007-10-29 23:39 |

こんな風なものを眺めながら日がな一日

天空の先のほうまで見通せるように晴れた日曜日。
今日のような美しい日は、もちろん家でじっとしてなんていられない。しかし、今や我が街ほどに面白い場所もそうそうなくて、近所の路地をあっちへうろうろ、こっちへうろうろ。

谷中霊園をゆるゆると突っ切り、春先に定点観測をした桜の樹なども眺めつつ...今日は、初めての路地を曲がった。
すると...。
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谷根千の街は、初秋からこっち、まだまだ色々あるらしく、芸工展、アートリンクに続いてなにやら開催中。
さっすが、こうでなくっちゃね。
これは、東京芸術大学を中心に市民と台東区による「サスティナブル・アートプロジェクト」という街の催しで、ここでは、若いアーティストの作品を展示中とか。そもそも会場である旧平櫛田中邸自体が、大正時代からある古いお屋敷。私にとっては建物そのものも興味の対象だったりするのだ。

かつてアトリエとして使われていた部屋には、高い天井から天使が舞い降りる?と一瞬思うモノ。
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窓からそよそよと吹く風に、ふるふると揺れる様子もかわいらしい。

古い和室や階段には、お供え餅のような飾りがぽつんぽつんとあって、
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この作品と唐突に出会う感じがちょっと嬉しかったりする私。
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階段にも...。
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2階の座敷には大きなモノが静かに来るひとを待っていて。
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日差しや影も手伝ってひときわ美しいコレのそばにしばし座り、ひかりを見て、風を聴く。
ふと、雨の日を想像しても何かこころ踊る「場の空気」のようなものが作られていて、ここにこっそり住んでみる方法はないかしら...とか密かに思ってみたりする。

展示されたアートには、カタチのないものもあり。
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この部屋の作品は、周囲の自然の鳥の声などと人工のノイズがミクスチャーされた「音」。
でも、かえってその自然と人工音の調合具合がここちよかったりするのは、住まいのある街の音だからなんだろうか?と思ってみたり。
この梅の模様の障子の反対側の窓からは、谷中霊園の桜が見えて、それは、春先付かれたように定点観測をしていた桜の樹...の発見もした。

2階のまどからは、屋敷の入り口付近の小宇宙!を臨み。
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ああ、こうも穏やかな空気を纏った場所には、いつまでもいたいと思ってしまうよ。と名残惜しく去りがたい。
あっちへ行って座ったり、こっちの窓から覗いたり、と往生際悪くずくずしていたら、会場は他にもあって、それはなんと廃校になった小学校だというお話を聞いた。

そうとなれば話は別。
学校だった場所に思う特別な感じ。行かなければならなかったあの時はちょっとうっとおしい場所で、今なら懐かしい。
使われなくなってヒトの思いだけ残されたようなその場所に、「アート」は、どんな空気をカタチ作っているのかしら?とにかく、いかなくちゃ。急いでいかなくちゃ...って、それはそれでゲンキンな奴。

詳しくは明日。
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by tao1007 | 2007-10-28 23:05 | 古い家

台風直撃のため

確かに6時ぐらいに目を覚ましたはずだし、8時ごろ電話で話しもした記憶があります。
...が、台風直撃のため、外はずーっと夜明け前ぐらいの暗さでついついまぶたが重たくなって...次にハッと目覚めたらなんと午後2時!
どよーん。

ここまで、寝過ごすと、つい損した気分になる貧乏性の私。お出かけしましたよ、台風の中...。傘がお猪口型にひっくり返ること数回、外はすごい風ですが...。

まずは、DVDを返却...うっ、昼12時過ぎたんで延滞料を徴収されました。寝過ごしは960円の損...1枚200円で借りたというのに...うううっ(泣)。

さて、向かった先は有楽町。
丸井オープンによるヒトの嵐も、本物の嵐の今日なら少なかろうとのもくろみ...はずしました。
ここはすっかり地下移動が可能な街。銀座線、日比谷線、千代田線、有楽町線...のどれで訪れても地上に上らず行き来が可能になっていて、雨が降ろうと槍が降ろうとお構いなし、相変わらず半端じゃない人出です。
すごいなぁ...。大量の人間を見たら、どっと疲れて眠くなる私...。

がんばれ私!昨今、興味があるのは食品売り場と本屋のみだったじゃあないか!
そうそう、8階のスターバックス+BOOKS TUTAYAと地下食品売り場を見学できればよいのです。...と、ともかくポイントを定め勇気を出していざ、ここまで行列(やれやれ...)のエスカレーターの列最後尾に並ぶ。

TUTAYAはワンフロアに結構豊富な本の量と広めのスタバ。
...仕事の資料を探しつつサボるのにぴったりかもね。
それと、地下に自然食品ナチュラルハウス。
会社帰りのお買い物にいいかも...などを発見したのが成果といえば成果でしょうか。

さて、何故か近頃オープンの商業施設、東京ミッドタウン→新丸ビル→プランタンの隣のビル→この丸井と仕事柄もあってリサーチは欠かしませんが、購買欲はまったく沸きません。今日も何も買わずに、お隣の交通会館の書店経由で無印良品も冷やかそうか...

と、その途中にうまそうなパンの店頭販売。
りんご、ぶどう、柿、などの果物を発酵させて酵母をつくりそれで作ったパン...ドイツのパン風。
パンの山の前で売り子にいそしむネクタイ姿の初老の紳士も感じよし。
りんご酵母のパンを購入しました。

近頃はやりの商業施設になくて、このパンにあるものってなんでしょうか?
早く帰って、ゆっくりそれを考えたい台風の1日なのでした。

さて、そのパンはコレ。
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写真は台風一過の翌朝に撮影。これで735円...とけっして安くないのです。でも、パンを作った職人の思いまで持って帰って味わう幸せ。
その値段だったら、もうただも同然かと思いつつ食せば、これが滅法うまい。
新しくなった有楽町で、私の興味をもっとも惹いたのは、「鍵屋」という名の群馬県にあるパン屋さんのパンだったのでした。
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by tao1007 | 2007-10-27 22:23 | 食べること

さえない日は晴れた日を思う

台風が関東地方に接近中。
気圧の変化についてゆけない頑固なカラダは、いつものようにきっちり頭が痛くて体調が悪い。
なのに今日は夜から会社の宴会、...運もよくない。
こんな日は、晴れた日を思うことにする。

会社の近くの公園にある、怪我した桜...ある日大枝が折れて、治療中なのか?
青い何かで修復された年輪の傷口。
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痛々しさ半分、雄雄しさ半分のうずまき。

木々を見上げるコトが多くても、その内部の様子など思いつくことは稀。
しかし、誰も見てなくたって、いついかなる時も、きっちり美しく渦巻いている様を「どうだ!」と突然突きつけられた感じ。
太い根っこで、地中からエネルギーを吸い上げて、それを体内にぐるぐる巡らせ、ついで空高く放出する...そんな様子を想像してしまった。

エネルギーを放たれても、空は向こうの方まで一点の曇りもなく晴れていて、公園は誰も居ない昼下がり。
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ああ、あの日はさしたる仕事もなくて、打ち合わせ先までテクテク歩いていったっけ。

今日の雨と頭痛と、会社の付き合い宴会の憂鬱は、小さな因果応酬...ってことかしら。いいじゃんほんのちょっとサボっただけよ応酬しないでよん。
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by tao1007 | 2007-10-26 23:29 | うずまきとハート

久しぶりに観た映画は、日本の原風景のような

昨日の星空音楽会のくものすカルテット。そのボーカル&バイオリンのSさんが出演し、その隣でアコーディオンを弾いていたひとが監督をつとめた映画があって、しかもそれは、もう今日しか観られないと聞いた。
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東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門で上映される「アリア」という映画。それじたいは、雑誌の記事で読んで知っていた。ピアノ、調律師、ロードムービー...100W程度の小さな記事には惹かれる単語が詰まっていた。小さいスチール写真の中に広がる静けさのようなもの...も気になってはいた。
家に帰って、もう一度記事を見直せば、「おおっ、Sさんの名前もあるじゃない!」

しかも、まだ今後の映画館の上映は決まっていないと...。

...映画も芝居も観ない日々がここ数年。お芝居に続いて、今度は映画か...。

いやはや...。
この映画を観ることが出来て本当によかった。
セリフを極力そぎおとした静かな映画。
古いピアノを探して、日本の浜辺や周囲が草むらとか原生林とかいう場所の道を延々と行く小さな白い車、ナンバープレートには四門とあって、四谷シモンさんの扮する骨董屋主人の車なわけね。...と、そんな小さなこだわりもいい感じだ。

点々と繋がる、日本のどこかに本当にある場所。
海の見えるカフェ、ヒッチハイクをする三味線を持つ老婆、海沿いの古い食堂。海の見えるホームだけの駅。長く長く赤い鳥居が続く場所をくぐってゆくと、お稲荷さんたちの並ぶ場所。
赤い鳥居とスカイブルー空の取り合わせが美しい映像に息をのんだ。
冒頭の廃校になる小学校の古いピアノ...それを調律するシーンも凛として美しかった。

映画のエンディングに拍手...というのも、映画祭の醍醐味だもの。とても素敵。
ティーチインには、監督さんも当然ステージにいて、こんな静かで美しい映画を創っておきながら、面白いことを淡々と良くしゃべるひと...というのもほのぼのおかしい。

美しい光景、静かなイメージ、そして、ふふっとちょっとだけ可笑しくて幸せ。
それは、「のどか」ということばが似合う日本の原風景。

いろいろな偶然が重ならなければここにたどり着かなかった不思議を思い感謝する。

このブログを、昨日買った「くものすカルテット」のCD...CDなのにわざと古いレコードみたいな録音の曲を聴きながら書いていたら、映画の主人公・調律師が居候していた骨董屋の2階の部屋がポッと頭に浮かんだ。
そこは、ものが無くて清潔そうな小さな場所。月明かりにヒンヤリ、静けさも漂うあの部屋の窓辺の机に向かって座り、長くいつまでも終わらない物語を読み始めたい気分。
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by tao1007 | 2007-10-25 23:45 | ドラマとか映画とか

物語の中に入り込む夜

中途半端に時間がぽっかり空いて、でも家にはまだ帰れない。そんな六本木の夕暮れどき。
六本木ヒルズの3階(だか4階だか...いまだに迷う複雑な場所)のテラス(だか階段踊り場だか...呼び名不明)で、しばしたそがれていたら、目に飛び込んできた。
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「星空音楽会」って...。
周りのライトアップで星は見えないが、月は満月まじかの十三夜、遠くに見える東京タワーも美しい。
今日のこの場の感じにぴったりのいい感じのタイトルだわ。と思っていたら、ついで聞こえてきたのは、アコーディオンやバイオリンが奏でる不思議なメロディ...。
おおっ、ますますいいぞ。なんだろこれって...。
手すりのあたりまで近寄って下を覗けば、ステージ上では、いかにも「音楽会」を開催中。
先の楽器に加え、バンジョーやらもみえる。
私の好きなアコースティックな楽器たちを演奏する雰囲気あるバンド...というより楽団。つまり、彼らの名前が「くものすカルテット」なのね。

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階段を下りて、観客席のいちばん後ろに着席、ここにバンドネオンなどもあれば完璧だわと思いつつ、いい感じに聞きほれました。

しばしたって...中央でバイオリンを奏でるヒト...見覚えあるな...と気になりだしたころ、何故か、計ったように、ステージ上のヒトを知っているだろう知人が私の前を通りすがる。
「えーっ!なんでぇー」と、偶然すぎる偶然にココロの中でかなり驚きつつも、あいさつもそこそこ「ねえ。あのバイオリンのヒト、Sさんだよね?」とすかさず聞いた。
「えっ、知らなくてここで聞いてたの?」と驚くその知人Hさん。
...そうゆうことなら驚くでしょうね。私もかなりびっくりしたけど、「ああ、やっぱりそうかぁ」と、すっきり...したころに短いコンサートは終了。

観客席からは、さらに見た顔の方が、あちらからこちらから登場。ステージ上のSさんも、通りかかったHさんも、みんな、「HOME」というお芝居に登場していた役者さんたちで、夢中になって読んでいる物語の世界の結界が開いて、そこに紛れ込んでしまったような感じ。

こんな嬉しい夜は、月のしわざ?それとも風のしわざ?
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by tao1007 | 2007-10-24 23:43 | つらつらと

どんどん少なくなる寂しさ

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根津の不忍通りから一本北の細い路地、そこにあった曙ハウスという古いアパート。
それがなくなったって、今ごろ気がつきました。
もう昨年の初めぐらいに解体されたって...うっそ~。よくうろうろするあたり、いったいどこに目をつけて歩いてたのよ私。
そういえば、あのあたり、見えるはずのモノが何となく足りない、とは思っていたんですが...節穴の目を持つ私です。

どちらにしても、関東圏の大地震の懸念やら、プチ地上げやらで、これからもどんどん無くなってゆきそうな古い建物。
発作的に、私のコレクションに加えることを決意しました。

で、写真の家。
栄えある古い家コレクション第一弾は、ご近所ではなく神保町界隈の大好きな「家」です。
看板にJIRO’S CAFEとあるように喫茶店のようですが、なんとなく敷居が高くてまだ入ったことがありません。
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たぶんJIROっていうのは、この白い犬の名前と思われます。賢そうな優しそうな犬です。

店の前に植木の鉢を集合させたような草木の楽しみ方は、東京の古い街の古い家独特の風景。地方出身の私にとっては、とても「東京の風景」でもあります。
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by tao1007 | 2007-10-23 22:51 | 古い家

侵食される?

神保町から大手町に向かう途中...。
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草花に入り口を封鎖されたビルに遭遇。三階建てのピンクの可愛いビル。
1階は空き室のようだが、上の階には人の気配がある。裏にまわって、郵便受けを見れば、ちゃんとした会社が入っているようだ。ふふふ、にわか探偵になったみたい。

封鎖しているのは、こんな可愛い花を咲かせるもの。
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なんて名前の花?

...ちょっとだけ前に、「ロビンソンズ・ガーデン」という名前の映画があったなぁ...と思い出す。人の生活が、草木に侵食されてゆく話だったけど、夢のような映画と心惹かれたのは、植物が好きだから...というごく単純な理由。
たしか、町田康さんが出ていて、音楽はじゃがたらというバンドだった。
DVDとかあるかしら?にわかに観たくなる。
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by tao1007 | 2007-10-22 23:08 | 都会の樹草


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