ご近所各所に張り出されていたポスターが気になって、朝一で出かけてきた。
雑司が谷の鬼子母神通り商店街の軒先を借りて開催された、こじんまりした古本フリーマーケット。不忍ブックストリートで毎春・秋開催の一箱古本市と似て、古書が街の違った魅力を掘り起こす...といった趣。
良い本も多数発見。
...だが、私は自宅の本を整理中の身だ。断腸の思いで我慢した(おおげさ)。
で、我慢しすぎて、けっきょく、こんなモノを購入。
ハートの小皿。
新品だったら、ぜったい買わないはずのモノだが、ちょっと古びて汚れて感じがいい。
この店も「みちくさ市」の出店のひとつで、売られているものが、みんなそんな感じ。
誰かによって、大切に使われ、汚れや疵がそのまま魅力放つもの。
本当は、もっと欲しいものがあったりもしたが、これで我慢。
普段は江古田にてご商売されているとか、近々お店も覗きにいってみようかなぁ...。
誰かが作った既成品のような街でもなくて、もちろん繁華街でもなくて、路地があって、ほどよく空間もあって、ほどよく人がいて、程よくゆっくり時間が流れている。自然発生的に生まれて、ゆっくり成熟してきたような街。
そうゆう街が、なんだか、どんどん好きになってゆく。