ココロはいつも休暇中



雨の日には終日読書

f0108825_014060.jpgまだ日の出前の4時ごろだろうかと時計を見れば、もう7時を過ぎていて、外は曇りか...と見れば音も無く降る小糠雨。
夏休み最後の日だから、近所を回遊してすごそうかとも思うが、傘が邪魔だなぁ。
ぐずぐずしていると午後からは雨あしが強くなった。

しかたないので、終日家にいて、雨音を聞きながら、私的”夏休み課題図書”(笑)に取り掛かろう。ただいま、 「村田エフェンディ滞土録」に続いて、「家守綺譚」を読書中。

これも100年前、日本のどこかでひっそり起こった物語。
先の村田エフェンディの友でもある主人公・綿貫征四郎は小説家志望...というよりどちらかといえば無職の徒。家守を任されたのは、かつてボートこぎの最中に遭難した親友・高堂の家で、そこは不思議な気脈の通り道なのか、彼岸に行ったその友が時々ひょいと訪ねてくるような場所でもあった。
さらに特筆すべきは、庭に伸び放題の草木の種類で、各章立てのタイトルはその草木の名で飾られている。
第一章は、「サルスベリ」
勝手に、我が実家の庭を彩る桃色のそれと符丁させてみたりして密かに楽しむ。
...「やはり、これは、今読むべき本だった」...とかいう風に。
実際は、綿貫にそのサルスベリが懸想する話...なんですけどね。

さて、家の北側は山になっていて、山すそには湖を水源とする疎水が走る。その疎水は南側の田圃まで用水路となって引かれ、その水路の途中がこの家の池という構造。そのロケーションも物語にとっては重要な意味を持ち、つまり、この話は、水に縁の深い話でもある。
...だから、梅雨の日のような雨音が読書の日には似つかわしい。

サルスベリ、都わすれ、ヒツジグサ、ダァリア、ドクダミ、カラスウリ、竹の花の章と読み進み...人間の言葉を解する賢い白犬の登場はいいとして、河童や虫売り、狸や狐などなど、得体の知れない登場人物が多数登場。白木蓮では、その木蓮から白竜が生まれる奇想天外なお話が、もうなんか当然の話のように思えてきたな...と思ったら、続きは夢の中で読んでたようだ。外はとっぷり暮れて、しかし、まだ雨は降る。

夜も深くなって、次の章。「木槿(むくげ)」で、やっと、「土耳古(トルコ)に行ってる村田」のお話。だんだんと面白くなってきましたので、今日はこの辺で...。
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by tao1007 | 2008-08-17 23:38 | 読書する
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