さて、昨日の駒込お富士さんの山開きでもとめました。
『麦らくがん』と『麦わら蛇』。
麦らくがんのほうは、富士山をかたどったこんな形が可愛くて。
大麦粉と砂糖だけで作られた素朴なもの。しつこくない甘さでほっとする味です。
2色刷りの袋も趣が深い。
『麦わら蛇』は18世紀前半の宝永年間に駒込の百姓が夢のお告げを受け創作したとされるものとか...。
厄除け・疫病除け・水あたり除け・虫除けとまがまがしいものは何でも除けて下さる御守り。
檜葉の枝とこちらも「麦」わらによる造形が美しいですね。
この麦わら蛇は、一時期作り手がいなくて途絶えていたものが、最近になって復活されたのだとも聞きました。
檜には殺菌作用があることからの水あたり除けとか虫除けかぁ...と思いつきつつ、昔のヒトは本当に自然の恵みを良く知っていたものだと感心してみたりする。
ただし、これら富士神社にまつわるお話は、インターネットであちこち調べた結果で確信はない。この美しいものや美味しいもの、どこで誰が作ってるのかなぁ...との興味もあるがそこまで調べは付かず、いつか、この神社やお祭りの由来などとともに直接うかがってみたいものです。
ちなみに、麦わらを使ったり、麦の落雁だったりするのは、昔この一帯では麦の生産が盛んだったからなのだと...これは、神社の方に伺った。