会津でも、渦巻きを見つけまして...。
かつては、かなり大きな綿問屋、今、お土産店の2階は会津漆器の展示用に開放されていて、「どうぞどうぞ見て行って」と店主がおっしゃる。
よくよく伺うと、見て欲しいのは、漆器ではなくて建物の意匠。
跡継ぎだった兄弟が亡くなって、急遽帰ってきたのだとか...しかも、この「建物」を守るため。
1階の様子もかつては相当の大店を髣髴させる広い床の間、ずーっと奥にかつての帳場。
広い2階は、洋間と日本間のたった2間が贅沢に並び、その天井や欄間の細工が素晴らしい。
しかし、いちばん気に入ったのは、この螺旋の階段。
和風建築に華を添えるように、美しい洋風の階段が大きく螺旋を描く。
「階下は、舞踏会会場か?」と錯覚したりしてさ。