人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ココロはいつも休暇中



月夜の空に鬼はなにする

冬の午後はあっという間に暮れなずみ、見上げれた空は青というより蒼空。
ポツンと白い月が居た。
月夜の空に鬼はなにする_f0108825_22553435.jpg


おやおや、鬼も居るねぇ...。
月夜の空に鬼はなにする_f0108825_22563059.jpg


こっちにも。
月夜の空に鬼はなにする_f0108825_22574483.jpg


怒ったお顔がダークな午後の月蒼空に映え、怖く、恐ろしく。
なにか不吉な感じすらするけれどそれは、感じる私の浅薄なココロがそう思わせる。

鬼は、こうして天にいちばん近い危険な場所に居て、猛々しくも魔よけとなって何を守る?何から守る?
屋根は、上野の博物館とか芸大正木記念館とかで、建物の中には「古い歴史」とか「美」とかが眠っているけど...はてさて。

ところで、鬼瓦を造る職人を「鬼師」と言うんだそうだ。
とてつもなく強靭なココロがなければ勤まらない仕事...というイメージを纏った言葉。
平成なんて弱そうな時代には廃れそうな仕事に思えたけれど、ちゃんと存在するんだそうだ。

もうすぐ冬至。
たとえてみれば、「草木も眠る丑三つ時」の語感にも似ていちばん暗くて深い一日。守りの側についた鬼...が活躍するにもっともふさわしいような。
さて、猛々しくも魔よけとなって何から守る?ひょっとして人間から...だったりもして...。
ありうるね。
by tao1007 | 2007-12-16 22:48 | つらつらと
<< 待ちに待った富士山 不思議な文字 >>


カラダもココロも休暇中

by tao1007
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31