実家の蔵...いえ、屋根裏の物置。
ずーっと気になっていました。
私がこどもの頃、家で日常的に使っていた懐かしい道具と、一昨年亡くなった叔母の残した古いもの...などなど。
「少しかたずけなくちゃね...」と、母がつぶやくので、決行しました!家捜し...ではなく物置の整理。
で、ありました。ありました。気になるもの。
塗りの椀が、何故か10客ぐらい出てきたり...で、2客ほど持ち帰りました。
売るほど風呂敷が出てきたり...。で、一枚いただいてきました。
その他、つやつやいい感じの風合いが出た柳桑折とか、長持とか。昔はどの家にも必ずあった、重箱や、急須や茶碗をしまっておく木製の丸い蓋付きの箱...あれはなんと呼ぶ?...もあった。
いらないなら、順次持ち帰ろうと虎視眈々となる私。
さらに、叔母が若い頃着ていた着物もあって、だんだん、骨董市みたいな感じになってきた。
むろん、我が家は、昔から普通の庶民。これらひとつひとつは、当時の庶民が日常生活で使っていた普通のモノだが、今のものよりほぼ上質品ばかり。
つい最近までの日本、今のようにあふれるようにモノはなかった。
ひとつを買うのにコストも要したから、当然、毎日ていねいに使った。
質がいいから、ていねいに使えば、色艶が出たり、風合いが増したりして成長もする道具たち。
今でも充分使える...というより、是非使いたいと思わせる魅力を放つ。
結局、費用対効果は、昔のモノのほうが高かったってことか...。