あるシルクブランドの新作展示会のため横浜、赤レンガ倉庫界隈にゆく。
都心にある会社から、半蔵門線→東横線→みなとみらい線とゆくと、約50分。
いやー、いつの間にか随分近くなった。
私は、JRの関内駅から海岸側の一帯の古い石の建物が好きで、半年に1回ぐらいの割合だがこの界隈を徘徊する。といってもそれは休日の過ごし方の一パターンであって、平日にここまで仕事で来てもとんぼ返りが常。
しかし本日は、思ったより移動時間が短く、ちょこっと時間があまったので、寄り道を決行。
ただし、せっかくの平日だし...ということに囚われすぎた。
「税関博物館」にて、税関がいかに麻薬密輸やブランド品海賊版撲滅にまい進しているかとか、神奈川県庁の中はどうなっているかとかを観察することに何故か終始(笑)。これらの場所って休日はやってない...ような気がしたのよねぇ~。せっかくだから「シルク博物館」(税関博物館から徒歩5分ぐらいの位置)とか神奈川県立歴史博物館(同10分)とかに行けばよかったぁ....&せめてデジカメ持ってくるべきだったぁ....。
まあ、いっか。
さて、やおら展示会をお訪ねすると、往時の横浜をプリントしたシルクのスカーフが飾られていた。私の好きな石やレンガの建物がデザインされている。
買わねばなるまい。
ということで、持ち帰りました。柄の一部を公開いたします。
S.SHOBEYというこのブランドは、日本開国時の横浜生糸商人「椎野正兵衛」の末裔が営む。しかし、ビジネスというより、「本物の絹製品」の復興が、そのブランドの存在意義であるかのようなこだわりようだ。素人のわたしが、ちょっと触っただけで、絹の重量感。...というのだろうか。
自宅に帰ってスカーフを素肌に纏うと、その肌沿いの良さにマジでうっとりさせられた。
...「本当のニッポン」というのは、想像以上に凄いのかもしれない。と思うのはこういうときだ。