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ココロはいつも休暇中



....ということです。

ひと月以上前だったか、出社すると1冊の本が机の上に置いてあった。タイトルは「ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」とある。アメリカ人著者の本だ....。
...うっ、これはまた会社の気まぐれで全社員配布した自己啓発本か?と一瞬驚いたのは言うまでもない。私があまり手を出さないタイプの本だもの、誰かに「貸して貸して!」と脅しをかけた覚えもないし...
と、添えられているメモを見たら、今一緒に仕事をしているIさんおすすめの本でした。ホッ。

Iさんに内線電話を入れると、「いえ、そんな、おすすめです読んでくださいなんて、厚かましいことを言いたかったわけではなく...。」と、妙に引きモードだ。
しかし、先に書いたような会社が押し付けたものであろうとなんであろうと、いったん私の手元に着てしまった本は絶対読むというのが私の本への礼儀なのです。
随分時間がたちましたが、今週からゆるゆる読み始め、今日はもう終盤です。

で、感想はこの写真。
....ということです。_f0108825_21404487.jpg

...なんのこっちゃ?って?そーですよね。

アメリカという自信満々だった国も、そこに寄りかかってなんとかやってきた日本という国も。大きな企業も、「資本主義のおかげで大きくなったもの」は、みーんな何となく迷っているんだろうな...としきりと思わせてくれる本でした。
大きな企業の社長さんも、偉い大学の先生も、一ヶ月でいいから休みをとって、身軽なひとり旅に出て、もっと世の中をじっくり観察する...、いいえ、「世界のいったんで何かを感じる経験」をしたほうがいいかとも思う本でもありました。(バックパックとエコノミークラスの飛行機&安宿とまでは言いませんが、裕福すぎるから思考が変になるのです。)

著者は、本の中で、これから求められる「六つの感性(センス)」は、「デザイン」、「物語」、「全体のシンフォニー」、「共感」、「遊び心」、「生きがい」とまとめてましたけど。これって、人間の生き方そのもので、こういうことを整理してみなきゃならなかった著者と、そのひとによる講義を聞くビジネスマンとかって今までどんな存在だったのか?うーん。
やっぱり、みんな、バカンスではなく、「旅」...「ひとり旅」に出てみましょう....ということです。
世の中は、なんかすちゃらかな方向に行き過ぎてかえって怖いです。
by tao1007 | 2007-03-15 01:11 | 読書する
<< 会社をサボって大正生まれの先輩... けっきょく本も買わずに...。 >>


カラダもココロも休暇中

by tao1007
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