1週間に2冊目の本にとりかかれるのは思えば久しぶりだ。
もしかして、仕事も峠を越えたか?と少し期待もするが...そうでもないか。
私は村上春樹は大好きだが、その研究本にはあまり興味がない。
がしかし、この本を本屋で手に取り最初にめくったページにあった「村上春樹 翻訳世界地図」から受けた衝撃が尋常でなかった。
村上春樹氏の著作が、アフリカ、中東、オーストラリアを除くほぼ地球上の全地域40カ国で翻訳・出版されている事実をそこで知ったからだ。香港とアメリカ...近頃カフカ賞を受賞したのでヨーロッパでもちょこちょこ翻訳されてるだろうとは思っていたが、まさかこんなに....。
4人の編者の中には、柴田元幸氏と四方田犬彦氏の名前も並ぶ。このお二人も私の好きな作家、翻訳者だ。
その内容は、シンポジュウムやワークショップの記録のようで、そこに参加した各国から集まった19人の翻訳家たちの顔も、写真で見る限りちょっと只者でない雰囲気が漂っている。
これは読まねばなるまい。
とにかく、本が読めるようになってきた。
忙しさに慣れたのか、ちょっと余裕が出来たのかはまだ不明なのですが。