桜探しで博物館に行ったついでに、「悠久の美 中国国家博物館名品店」を観た日曜日。
展示物そのものより、そこに施された模様に嵌った。
「渦巻き」だ。
たとえば、宗教的行事に使われていたとされる水牛の形の板状のもの。
そこに渦巻き模様がぐるぐると渦巻いていて、添えられた解説には、「この水牛が霊気を発する神聖なる存在であることを示す。」とある。
渦巻きは霊気の形だったのか....。
それらの品々は、紀元前13~11世紀のもの。
気が遠くなる大昔にの人々には生きものの持つ「気」が見えていたのかも...などと勝手な想像をし、静かに感動する私。
自分がこの形に魅了される理由もそんなことなのだろうか。
館内は明かりが落とされていて残念ながら写真は撮れない。
代わりに同じく博物館の中で見つけた渦巻きコレクションのニューバージョンだ(渦巻いてはいないかな...)。
これは、展示室と展示室の間の庭園が見渡せる小さなお部屋の天井にあった美しいライト。広い博物館には、知っているようで知らなかったものと知識がまだまだたくさんある。