大学を出て、いずれかの組織に所属して一人前。大学や組織が一流ならエリートで、どこにも属せなかったら落ちこぼれ...という価値観。
それって、たった40~50年前ぐらいからの価値観だったのかぁ!
と気づいてハッとする本。
たとえば会社という組織に人を集め、労働力を集中させれば、経済成長させるには効率が良かった。
そのためにニッポン人が、超短期間で変えてきた価値観であるが、そんなものは実は一過性かも。
もう、合わなくなっているんだからさ、やめてもいいんじゃない?
と言われたような気がして、なんだかココロが軽くなる。
仕事は、時に、健康やら自分の楽しみやらを犠牲にして、お金のためにやるって側面が大きいけれど、この本が描くナリワイ(生業)となると、お金を稼ぐにしてもちょっと違う。
お金は稼ぎつつも(少しを不定期だけど。)、それよりもっと良いモノを得て自分自身の中に豊かさを蓄積する。
それは、盗もうとしても、盗られないモノで、そのヒトが生きている限り、うまく活用してゆけるものだ。
ということで、いい本だわぁと思ったもんでいつものようにこちらにも⇒
気持ちを支える意味ではお守りみたいな、行動するには羅針盤のようなそんな本。