あまちゃん。
終わっちゃいましたね。
朝ドラや大河ドラマって、途中がすごく面白くても、最終回が「うーん??」って言うのが多いような気がするんですが(大河じゃあないけど、半沢直樹の最終回なんてさ。続編なかったら怒るよっ!)、あまちゃんの最終回は、私好みですごく良かった。
まずは、お座敷列車の外で、人々が手を振る風景。
九州新幹線のCMみたいだれど、あれはどこの線路でやってもいいね。
そして、お座敷列車が終わって列車を見送り、ホームでアキ&ユイが語ったセリフ
「明日も明後日もあるもんね」
「明日も明後日も・・・。来年もある」
「今はここまでだけど。来年は、こっから先にも行けるんだ」
...にジーンとなる。
全編通してもイイとこいろいろ。
筆頭は、震災のコトを書きつつも、誰も死なせなかったコトが素晴らしい!
個人的には、ドラマや小説は、現実よりも、先の希望を書いてほしいと思っているのでなおさらにだ。
加えて、都会よりも地方のポテンシャルを描いたってことは、とても新しいココロミ。
これまでは、都会=一旗揚げる場所、成長や出世のチャンスをつかむ場所、地方=一休みする場所みたいな感じでとらえられてきたニッポン。
これって、一極集中で日本の経済を引っ張るための政策の悪しき副作用。
しかし、高度経済成長⇒バブル崩壊ときて、実際は、もうそういう時代は過ぎようとしているってことにほとんどのヒトが気づいてもいる。
しかし、TVはまだまだ旧態依然で、都会と地方の構図を変えてしまった物語なんてなかったような気がしますがいかがでしょうか?
少なくとも、アイドルすらも、地方で活躍してしまえる。
しかも、違う土地からわざわざ会いにくるパワーを持たせてしまえる。
なんてなかった。
そこも含めて、すごく新しさを感じた作品でもあります。
クドカンってすごいなぁ。
さて、終わってしまいましたが、ネットの中では、あまロス症候群などと大騒ぎですが、おかげで、関連書籍はたくさん出てるし、ネットの書き込みを探して読むって楽しみもある。
今一番楽しみなのは、「あまちゃん」の脚本が出版されるってコト。⇒
☆
ネット内のあまちゃん関連記事ではまっているのは、木俣冬さんのレビュー⇒
☆☆
ああ、これって旧メディア・テレビや出版と新しメディア・ネットのコラボだよねぇ。
しかも仕掛け人なしの自然発生!
この意味でもめちゃ新しい現象だったんですね。あまちゃんって。