ココロはいつも休暇中



読み出すと、胃袋をつかまれる

f0108825_13372829.jpgヤッさん』の面白さにとりこになってしまった以上、作者・原宏一氏のほかの作品に手を出すのはもう火を見るより明らかだろう。
...って、まあ、大げさか。

図書館に行ったら、まあ、ずいぶんたくさんそろってること!もう読み放題なもんで、数冊借りてきてしまい、さらにとりこになっている次第。
というより、今度は胃袋をがっつりつかまれたって感じでしょうか。

『佳代のキッチン』というタイトルから容易に想像できるように、物語は、ひとりの料理人の話。しかも、中古のワゴン車の中をコンパクトな厨房に改装、車の外には「いかようにも調理します」と木札を出して、食材を持参してくれればどんな料理も作るって、ああ、また変わった職業の主人公を生み出したものです。

『ヤッさん』のときは、築地市場と銀座界隈をメインとした飲食業をつなぐ食情報のコーディネーター、しかもホームレスだったしな。
...つまりこの作家は、食べることと、放浪することがすきなんだなぁ、きっと。いや絶対。

物語の本筋は、中学生のときに突然失踪した両親を三十路に掛かった佳代が、新聞記者の弟和馬の手をかりつつ、日本中を捜しあるくという話。
しかし、肝心のエンディングになって、そっちじゃあなくて、料理を通して、知らなかった人々と深い絆を作ってゆく話だったかも...と。ちょっと不思議な趣を持つ話でもあります。

さて、日本各地で、絆を作った料理を以下に。
ちょっと真似て作ってみたいレシピ満載ですもの、やっぱ書き出しておくべきでしょうね。

・キャベツだけのロールキャベツ
キャベツの葉を一枚一枚剥がして、芯と太い葉脈を拍子木に切り、剥がした葉とともに下茹でして冷水にとって水気を拭き取る。
まな板に下茹でした葉をひろげ接着剤がわりに片栗粉を軽く振り、下茹でした芯と葉脈には軽く塩胡椒。隠し味の柚子胡椒をサッと塗りつけたら、ロールキャベツの要領で葉を巻いてゆく。
子供用にカレー粉を振ったロールも撒いて、鍋に並べたら昆布だしを注ぐ。
砂糖、みりん、酒、薄口醤油でさらっと味付けして、あとはコトコト弱火で煮込んで、しっかりだしがしみた頃合に水溶き片栗粉で薄くとろみをつける。

・パック入り10個の卵を全部使った卵焼き「ふわたま」
10個の卵を白身と黄身にわけ、黄身をときほぐし、つなぎの米粉と塩コショウ、マデラ酒、蜂蜜、隠し味に醤油をポタポタたらして味付けをする。
白身は泡たて、ツノがたつぐらいのメレンゲを作ったらそこにすばやく黄身を混ぜ込み、クリーム状にする。
バターを溶かした鍋に卵クリームを流しいれ、なべ底をトントン揺すってならしたら焦がさないようにひたすら弱火で焼き上げる。

・横須賀基地のアメリカ兵ジェイクがたべたかった親子丼
残り物のフライドチキンを手でさく、骨を丁寧にとりのぞきながら一口大にする
フレンチフライもチキンと同じ大きさに手でちぎる
ステーキ用の照り焼きソースをブイヨンで薄めてソースを作る
ソースに一口大のフライドチキンとフレンチフライを入れてしばらく煮て、卵でとじる
仕上げにパルミジャーノチーズをふってどんぶりめしに乗せる

・佳代の賄いカレー
材料⇒鶏だし汁、半端な野菜11種(にんじんの切れ端と厚くむいた皮、セロリの切れ端と葉っぱ部分、大根の切れ端と厚めにむいた皮、しいたけの石突、玉ねぎの切れ端、赤ピーマンの切れ端、インゲンの端っこ、ナスの残り、トマトの残り、ジャガイモの残り、香菜の茎)、ブロック肉の豚バラ肉、プレーンヨーグルト、コーンフレーク
豚バラのブロック肉をスライス→細切り→さらに細かく切り刻む→包丁でたたいて、大き目の粒粒が残るミンチ肉にする
肉と同様野菜も、みじん切りよりちょい大き目の賽の目に細かく切り刻む
肉をじっくりいためる
肉から脂を引き出したら、鶏だし汁、赤ワイン、隠し味にナンプラーを少々、きった野菜をざざっと入れて煮込む。
肉汁と野菜の旨みがとろっと溶け合ってきたら、すぐにカレー粉と七味唐辛子とガラムマサラを投入。とろみは野菜で軽くつく。
最後に、コーンフレークをサッと振り、隠し味としてジャム甘味とヨーグルトの酸味を追加しひと煮込み。

・ミートボールのトマト煮
豚バラのブロック肉をミンチにし、クスクス(さっと湯どおし)とお麩を砕いたものをつなぎとして肉の二割ほど入れる。
あとはトマトソースで煮込む、普通のミートボールのトマト煮。

・鮨天
一晩冷蔵庫などでねかした握りずしをてんぷらにして揚げる。
パラリと塩をふる、天つゆ、タルタルソース、フレンチマスタード、胡麻ダレなどで食べる

・中華麺をラタトゥーユで和えた「ラスタ(ラーメンを使ったパスタ料理だから)」
ズッキーニ、ナス、パプリカ、トマトなどの野菜をニンニクを効かせたオリーブ油で炒めて煮込みラタトゥーユを作る。(オリーブ油でニンニクをいため香りを出したら野菜を順に炒めてゆく、あとはタイムやローズマリーを入れてじっくり煮込む。)
ラタトゥーユを煮汁とともにオリーブ油を引いたフライパンに入れて温める。若干煮汁を煮詰めたら、茹で上がった中華麺を湯きりして投入。フライパンを煽って和えるように手早くからませる。炒めるのではなく煮汁となじんだら出来上がり。好みでナンプラーやバジルなど、最後にサワークリームをかけて酸味を加える。

・魚介めし
魚介類(ぶつ切りの白身、えび、イカ、ホタテ)を煮た汁にパンダンリーフというハーブを入れて米を炊く。炊き上がったごはんに魚介類を乗せる。

うーん、けっこうマネできそう。
っうか、小説だってのに、ずいぶん詳しい調理法だことと思う。
やっぱ、食べることが好きなんだね、この作家。
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by tao1007 | 2013-03-05 13:32 | 読書する
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