東京のお盆は、故郷より1ヶ月早く、7月13日がお盆の入り。
その半月前ぐらいから、野菜を盛った籠とか蓮の葉、わらで編んだ馬なんかが売られ始めて、13日の夜は、あちこちで密やかに迎え火が焚かれます。
なんとなく落ち着いた好きな光景の数々ですが、いちばん好きなのはコレ。
寺の本堂に飾られた「切子燈籠」。
夕暮れ時には灯りが点され、ほんのりそこだけ明るくなって、これもご先祖さまがたを迎えています。
わが住まいは、寺町の近くにあるもんだから、あっちにもこっちにも。
昼から暑い中を張り切って、あっちの山門こっちの山門と覗いて歩く。
仙台をはじめとする七夕まつりの吹流しは、たぶんコレが原型だろうなぁ...などとひとりごちつつ写真を撮ったり。
現世には、なんだか怪しげなやつがいるね。
戻られたご先祖様がたに、そんな風に思われてたりして....なんて(笑)。