ココロはいつも休暇中



あきたびじょん

数年前に大病をして、免疫力を高める目的であるクリニックに定期的に通っているのだが、そこの医師というのがちょっと個性的というか変わっているというか、ヒトによっては理解不能といいますか(あら、すみません)。
ちなみに、私にとっては、いちばんぴったりくる言葉が自由人...でしょうか?

たとえば、診察室では、あまり診察をせず。時々、キブンが乗れば、まったく関係ない話がくりひろがったりして、診察以外が長くなる。しかし、周囲は、またかと思っている風もありほったらかしで、しょうがないので、「センセイ、待合室には患者がまだたくさん待ってます!」と、患者のこの私が話を制するはめに(笑)。

先日も、急に「キミならこのよさが分かるかもしれない!」とか言い出して(もちろん診察室で)、あるポスターを見せられた。

...木村 伊兵衛の撮った秋田美人。秋田のイメージ広告かぁ。

そのポスターを院内に麗々しく飾り、「僕は過去に生きているからねぇ」とか嘯いたり(この美人は、もうご存命ではなくて、生きてらしても70過ぎの方なんで...たぶんそうゆうことです)、戦前生まれのその秋田美人の素性を密かにネットで調べたりしているようだ。
たしかに、いいポスターだし、その女性たるや、ぐっとくる清楚な美しさですこと。

でも、自由人センセイ、私の診察はどおなった?

で、その清楚な秋田美人のポスターというのはコレで...。
f0108825_1814959.jpg

わが町自慢の出版社、羽鳥書店の窓に飾られていた。
...何故?

四国在住のデザイナーで梅原真氏という方がいて、手がけるものは、農林漁業あたりの第一次産業がメイン。しかも、彼の興味の矛先はいつも「地方」で、常識的に見たら、忘れられまくっている文化とか、打ち捨てられたかのようにもみえるモノの中に潜む魅力を見つけ、最大限に引き出し評価して、デザインに現し...しかも、結果を出す。
お会いしたことはもちろんないが、私は、この梅原真氏を尊敬し、密かにココロの師とも思い、その著作「ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景などを読んでさらにその思いを深くした。
その著作の版元こそが、この羽鳥書店で、実は、このポスターのデザインが梅原氏だった。
...というのがこの小さな出版社の、実はひとつしかない窓に繰り広がる展開の理由。

梅原氏は、先日、NHK「プロフェッショナル」にも登場し、「頑張っても頑張っても、売れない」と失意のそこにいる生産者に対してメッセージするかのように「ないものねだりをせず、足もとに眠っている地域の“宝”に目を向けることが、衰退する一次産業や地方の再生にもつながる」と言っていた。

この「あきたびじん」をもじって「あきたびじょん」のメインコピーで繰り広がるアレコレも、そういった梅原氏の信念に貫かれたものであるに違いなく。ためしに、「あきたびじょん」でネット検索してみれば、そこは、我が東北秋田の魅力で゙満ち満ちたひとつの古くて新しい世界。
見ていて、ちょっとばかし泣けてきた。

ああ、自由人センセイ!おかげさまでまたも免疫力が上がったような気がします。
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by tao1007 | 2012-04-24 18:13 | つらつらと
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