JR御茶ノ水駅から出て、聖橋の横断歩道を渡り、そのまま道なりに秋葉原へ降りてゆこうとする坂の入り口付近。
注連縄をまわされ、ご神木なんだろうなぁとは思っていましたが、なんと、大田姫稲荷神社の元宮。
いまは、駿河台下のあたりにあって、由緒ありそうな佇まいを見せている神社ですが、元はこんな場所にあったんですかぁ...。
そして、昭和のはじめ、総武線の開通とともに今の場所へ移られた。
...と、添えられた由緒書きの板にありました。
さらにその由緒書きが語るには、もともと、ここのカミサマは、江戸城内にいらして、のちに、江戸城の結界として、また鬼門の守り神としてここに移されたらしい。
なんと、引越しの多いことでした。
そもそもは大田姫神社といってたらしいから、今の駿河台にはほかの稲荷神社があって、そこに合祀されたのかもしれません。
本当のところはこれだけでは不明ですが、なんとも興味深い。
ここの場所にだって、いまだ何らかの神が宿る、小さな小さな神社です。