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ココロはいつも休暇中



生田さんめぐり

神戸に行ったら、私的にははずせない生田神社。
生田さんめぐり_f0108825_2105039.jpg
社殿は、なかなかに艶やかで、東の国から来た私などには若干派手にも思えますね。
が、お祀りされているのは、稚日女尊(わかひるめのみこと)という女のカミサマですから、このくらいの華やかさがあってちょうどいいかもしれません。
このカミサマは、「古事記」ワールドの方でもあって、スサノオが高天原にて傍若無人を働いたせいで殺されてしまった方。その事件がきっかけで、天照大神が天岩戸に隠れてしまった。...というかなり有名な伝承に由来するカミサマです。
ちなみに、正確には「古事記」では、名前は明かされず、「天の服織女(はたおりめ)」とあるのみで、「日本書紀」にまったく同じ伝承話があって、この服織女が稚日女尊と明かされている...というのが正確なところなんですけど...。

さてと、しずしずゆるゆるとお参りし、じっくり境内を観察しましょう。
なんとなく雅な古代の気配...いい感じです。

が、太陽をさえぎるもののない広い境内、暑いです(笑)。
「生田の杜」に避難しようかと、道順表示にそって、社殿の裏手へまわってみれば、おおっ!蛭子さんのお社もある。
生田さんめぐり_f0108825_21212957.jpg

こちらも、「古事記」ワールドのカミサマ、イザナギ&イザナミの第一子にして、いまや人気の恵比須さんの前身でもあります。
蛭子神は、蛭のように手足がなえて立つこともできず、この二柱のカミサマによって海に流され、一度は遠国、海の竜王の国へ流れ着きますが、再度、難波の岸に戻ってきたとされます。それから、あーだこーだ紆余曲折を経て(すみません長くなるもんで)、今の恵比須神に。
そんないわれはさておいて、(いや、もしかすると関係あるのかもしれませんが)狛犬さんがなかなかにすごい。
狛犬さん阿さん。
生田さんめぐり_f0108825_2134615.jpg
そして、狛犬さん吽さん。
生田さんめぐり_f0108825_21335223.jpg
狛犬さんって、たいがい、猫系か犬系かに分かれている感じと軽く考えておりました。
が、コレ...何にも似ていないオリジナル。
さすが、蛭子神...なのか?いや、さすが生田神社なのかそれとも関西風?ちょっと詳しく調べたくもなりますね。

さて、やっと生田の杜。
生田さんめぐり_f0108825_21371782.jpg
もうそのほんの一部しか残っていない小さな広場ではありますが、かつては源平の戦場にもなった森。注連縄が巻かれた大木がここそこに、さながらご神木の林といった感じで、ああ、やっとここは涼しいです。

西のエリアは、由緒正しき神社密度が濃くて、古事記ワールド度数もアップします。
今度は、カミサマ方を求めてお邪魔したく。
よろしく候。
by tao1007 | 2010-08-27 20:59 |
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by tao1007
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