調布駅から深大寺までの散策へ。
毎朝、「ゲゲゲの女房」を見て1日のスタートをきっていれば、やっぱり来たくもなるというもんです。
TV効果...なのか、もうずっと前からなのかは知りませんが、ともかくこの街、そこかしこに水木ワールドが繰り広がっていて、駅前商店街にではさっそく、鬼太郎がむかえてくれた。
そして、にわかに、深大寺には遠回りして行こうとすれば、
なんとっ!水木しげるセンセご本人とまですれ違ってしまった。
その水木センセにすれ違いざま「こんにちわっ!」と挨拶までして、わーい!凄いぞっ!本物だぁ!これからたっぷりいいことありそう!
それはもちろんありまして、ほどなく眼前にはこんな風景。
木々の合間合間をガクアジサイの青が飾り、手前は畑。ただいまサトイモが生育中で、なんか、昭和30年代の「ゲゲゲ...」の舞台そのものがそのまま残っているかのようです。
次いで、深大寺では、蕎麦は上手いし、寺の手水舎は湧き水だし。
水がきれいな場所は、空気もきれいで、何時間でもここにいたい感じの居心地の良さです。
寺に参れば、本堂内では、丁度ご本尊・元三大師(がんざんだいし)さんへの護摩祈祷が始まっていて、ちゃっかり、片隅で見学させていただいたりもする。
炉の中で供物や護摩木を焚く火に般若心経があいまって、それはそれは凄い迫力。何か、身についていたくだらないものがどんどんどんどん抜けてゆく感じです。
ああ、ココの水と空気は、深い信仰心で守られてきたものなのですねぇ。...とふと。
おっ!あれは...!
ここには、鬼太郎の家まであるではないか!
...うーん。素晴らしい。
信じるココロは、妖怪の存在までも守っているかもしれません。
なんか、調布って、東京とは思えない深い街。