ほとんどTVを見ないで生きてきた私。
仕事を辞めてもそれは変わらず...ですが、それでもTV視聴の絶対量は増えたかも...と思うのは、図書館から借り出した本のタイトル。
例えば、現在の借り出し中の本の中には、この三冊が潜み...。
いまさら説明する必要もないでしょうが、一応すると。
楡周平氏の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」は、ただいま、金曜日の9時にTV朝日でやっているTVドラマの原作本。
第一話を観て原作が気になり図書館へオーダー。
先日やっと手元に届き、ただいま上巻の中盤まで読み進んだところながら、様々な伏線がきちんと描かれ、やっぱ本は、当然TVより面白いなぁ...という感想を得てしまう。うーん。
で、「不毛地帯」は、昨年秋ごろからフジTV木曜10時から放映中。
全部見ちゃうと就寝時間を過ぎるんでビデオ録画にて翌日鑑賞...しているが、山崎豊子作品は、高校生のときからの愛読書。
白い巨塔のときもそうだったけど、私にとっては、あまりシリアスなイメージがない唐沢寿明氏の主人公起用はちょっと納得いかない。さらにヒロイン秋津千里は小雪さんではなくてもっと着物が似合う人になんなかったかなぁ。あるいは、着物は一切着ないで登場するとか工夫が欲しい大きい違和感。
...とかやや個人的不満が嵩み、実は録画に鑑賞が追いつかず(笑)...となる。しかし、ドラマが始まると同時に再読し始めた物語のほうは、やはり相当に面白く。新作の「運命の人」も早く(図書館の)順番まわってこないかなぁ...などと。
そして司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、NHK肝いりのドラマで、確か数年前から、長々と予告編を見せられ、昨年末、やっとその第一部が放映された。
私としては、それが、めっぽうおもしろく、しかし、つづきが、今年の年末!最終シリーズなどは来年の年末!!という驚くべき待たせぶりであることに驚愕→一瞬気を失いかけて→落胆とココロを揺るがし、けっきょく原作本の再読にてそのあわだちを鎮めたという次第。
...いったいNHKは何を考えているんだろうか?原作本を売るためか?
あるいは、それを観るまで死ねない...と病人やら高齢者たちを奮い立たせるためだったりしてなぁ...。まったく自信家ですねNHK。
ありゃりゃ!けっきょく、TV観ないで読書に落ち着くわけですね...私。
せっかくTV観る暇もある昨今こそ、かつて多忙に多忙を極めつつ、それでも超熱狂かつ熱中した
「ちりとてちん」のようなドラマ...そんなのをやってくんないかなぁと思うのですよ。
がんばれテレビ!