ひとりで、ウロウロするのももったいなくなり、友人を芸工展につき合わせてみる(笑)。
となると、それなりのコースを設定せねば...と、古い建物をテーマにコースどり。
まずは、このシーズンしかオープンしていない平櫛田中のアトリエ(これ芸工展ではなく上野タウンミュージアムなんですが...)に行く。
コンパクトな和風建築ながら、中に入れば工夫を凝らした設計で、背の高い彫刻作品をここで制作したんだろう広い天井高の板の間もある。
今年は、そこに鏡を使った作品が置かれ、世界地図のような趣にしばし見とれる。
書生さんが住むに似合いそうな小部屋も多く、そこから2階に上がる小さな階段が私の気に入り。
今年は、その階段前に不思議な子がいたり...。
この建物には、階段が二つ。もう一方をあがると今度は主人の居室といった感じの座敷。そこでは、作品より、障子の柄が気になったりもし...。
さて、次は、この界隈でかつて愛された喫茶店「カヤバ珈琲」。
店主不在でしばらく閉店していたのが、近頃リニューアルオープンしたのでそこでお茶を。
過去からあるものを大切に、でも使いやすく過ごしやすくリノベーションされていて居心地良い。
おかげで長々と長話。
重い腰をあげ、さあ次は上野桜木町の蔵の家、市田邸へ。
古い建物に宿るものまで大切にするこの街の人々。そんなとこが、この街の魅力でもあるなぁ...と、芸工展のたびつくつぐと思うんですよねぇ。
Tさん、お付き合いありがとね。