ココロはいつも休暇中



園芸少年というタイトルに惹かれ

f0108825_7292424.jpg園芸少年 魚住直子 講談社
そのタイトルにただひたすらに惹かれて手にとって、ああ、こうゆう男の子たちの話もいいなぁ...と。

それぞれに自己の中に問題を抱える高校1年生が、あるきっかけから帰宅部を返上して、いっけん地味な園芸部員に。世話をすれば応えてくれる花々たち。その目に見える達成感に導かれるようにして、熱中し、いつしか自己の問題解決の糸口にたどりつく...というお話。

植物好きの私としては、物語の中に出てくる、多くの鉢植えを置く裏庭スペースや温室、園芸部として植栽を任された花壇に加え、本格的な園芸道具の数々が相当に羨ましく。
今から高校生に戻るのは無理としても、たとえば、非常勤の園芸部顧問とかの仕事って無いのかなぁ...と妄想。あるわけないだろ(笑)。

商店街にある店の枯れそうになった鉢植えに、そっと、水遣り、園芸バサミで花がらを摘む。そして、「毎日、水をかけてください。のどがカラカラです。」とメモを添えたり、捨てられていた「幸福の木」をひろって育て、再生させたり...という、何気ないエピソードがさらに私を惹き付けたりもした。
実は、どちらも個人的に経験ありで、作家の魚住直子さんの実体験かなぁ...と。

このお話。さすが園芸部を舞台にもしているから、園芸知識もかなり豊富。
鉢に対して育ちすぎた植物にそのまま水をやっても根腐れしちゃうとか。
発芽した小さな芽に対する水遣りは、如雨露に蓮口をつけて静かに、花が咲いたものは花びらに水をかけたり植物に泥をはねたりしないよう、蓮口をはずして細い筒を根元に差し込むようにして水をやる。
...のような初心者バージョンはもちろん。
発芽した芽を一本ずつに分ける作業や、花も終わって茎が伸び鉢に対して大きくなりすぎた木は、新芽を残して茎を切る「切り戻し」の方法とか、物語が進むにしたがって、植物の世話もだんだん専門的になってゆくのもかなりよろしい。
ちなみに、こうして切り戻されたのは、アメリカンブルーという青い小さな花で、一週間後には、また沸いたようにどっと花が咲いたのだとか。いいな、こうゆうお話。

せっかくだから、物語の中で園芸少年たちが育てた花々を以下にまとめてみようか。
ペニチュア、ストック、パンジー、ベコニア、バーベナ、ハナニラ、サルビア、シクラメン、アメリカンブルー、ゼラニウム、マリーゴールド、ルピナス、インパチェス、ニチニソウ、ラベンダー、ジニア、ペニチュア、メランポジウム、サルビア。

全部、一応図鑑で確認しながら読んだら、私のココロの中は花盛り。少年たちは、みんな少しずつ強く優しくなっていた。
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by tao1007 | 2009-09-27 21:26 | 読書する
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