ずいぶん、巨大なイヌダテだぁ...と、近頃そうとう気になっているこの花。
といっても気になる理由は邪まで、「これだけあれば、ままごと遊びのお赤飯などあっと言う間にできてしまう」ということだったりもして、それってしっかり花泥棒じゃないの!
田舎育ちの子ども時代は、そこらに自然に生えてるものとか生きてる虫とかが遊び道具。おしろい花が咲く頃は、茂みの中には、名前不詳の木の実・草の実。アカマンマとよばれるイヌダテが、そこらの空き地にどあーっと群生。これは、そのまま茎から外してお赤飯にする。
秋は、ままごと遊びが何より盛んな時期でした。
しかも、そこで作り出される料理の数々、器も中身もすべてあたりの草木、そして石などで創造し、フェイクではあるが、あれは相当マジだった。
「遊び」とはいっても、あれは、一種の見立てだよなぁ...などと思ってみたら、やりたくなった。
しかし、この巨大イヌダテ、ご近所の道端に放置されるも、鉢植えの状態。飼い主...もとい、持ち主いるんだろうね...。とは、うすうす。
で、今朝ほど如雨露で水遣りするところを目撃してしまった。
うーん。
しかし、その足で出かけた場所で、「空き地にイヌダテどあーっと群生」を発見、発見!
これって、イヌダテの神さま(っていらっしゃる?)のプレゼントかしらん?しかも、イメージしていたものよりずっと大ぶり、この空き地って栄養いいのか?
帰宅して図鑑に当たれば、同属の種類違い。
街の観賞用になっているのは、オオベニタデ(大紅蓼)というらしく、下の栄養がいいのか?と思ったのは、もともと大きい品種で、オオイヌタデ(大犬蓼)。
さらに、イヌタデ(犬蓼)ももちろんあって、俗称「アカマンマ」。これこそが、記憶どおりに私の子ども時代のままごとの友。
ダテは、大・中・小と打ち揃っているようでして、観賞用と思ったオオベニダテも、荒地や河原を探せば野生種も健在なんだとか。そろそろ、ススキの時期でもあるし、自転車ひとこぎ、荒川のあたりまで遠征してみようかしらん...。と、また遊ぶことばかりに積極的な秋。
昨年の今日は、まだ入院中だったことをふと思い出し、一年たった今は、お金は一銭も入ってこないが、なんか気分は黄金の日々。
何が、人生の舵取りになるか分からないものだわね...と。ちょっと病気にも感謝してみる。