上野の国立博物館の入り口附近には、スダジイの大木があって、根元には小さなベンチ。
夏休みのシーズンは、このベンチも争奪戦でいつも
どなたかが座っていたものだ。
ちょっとの隙に私もここに腰掛けて読書をしばし...。建物の配置のせいなのか、そもそも、あたりの木々のおかげなのかは不明だが、ここに座ればそよそよ風が来て心地よかった。
しかし、季節が去って暑さも一息ついてやや懐かしさすら感じる今頃は、こんな風に空いている。
近頃、夜明けは遅く、日暮れは早い。
去り行く夏にちょっとだけ寂しさも感じ、そういえば...。
今年は、暑さとも折り合いをつける方法を知って、きらいだった夏ともずいぶん仲良くなれたなぁ...とふと。
暑い日に、宇治金時食べて、木陰でうとうとしながら読書して...。
ふふふ、そんな夏、また来年もよろしくね。