今年はどうしておいでだろう...年始に晴れた日がつづくとふと思い出す、谷中の個性溢れる七人の福神さま。
今年もお顔を拝見したいと、七福神参りに出かけます。
スタートは自宅に近い田端の東覚寺。
人望をご利益とする福禄寿さまを訪ねます。
巻物をこちらに差し出すお姿が理知的なカミサマですが、そういえばその由来など詳しくは知りません。ことしは調べてみたいものだわと思います。
さて、この東覚寺には規模は小さいながら美しい庭園があり、今年はのんびりそこも鑑賞してみようかと足を踏み入れますと...。
なんと、七福神様方が全員いらっしゃいました。
入り口付近から順番に、まずは毘沙門天様。
七人のカミサマの中で唯一武装していらっしゃる。
勇ましくかっこよい。ご利益は威光だそうです。
おとなりに寿老人様。
ご利益は、お名前からわかるとおり、もちろん長寿。そばにはいつも鹿...が目印です。
この庭園の中央には、池が配されて鯉が住まう。そこに釣り糸垂れて、幸せそうなお顔の方が恵比寿様。
楽しそうですねぇ...。あやかりたい。ご利益は正直なのだそうです。商売のカミサマであるということに関係しているのかしら?
さて、築山状になった部分を上ると、頂上付近には、このお寺に住まうカミサマ福禄寿様。
お参りさせていただいた福禄寿さまとはちょっとお姿が違う。巻物は杖にくくり、手には亀。
そのお隣には、大黒様。
ご利益は富財。
そして、布袋様。
ご利益は大量...なんだそうです。ごのご利益の意味がちょっとだけよくわからない。
たくさん...の意味であることは確かでしょうが...。
布袋様。本当のところを教えてください。
いちばんのビューポイントには、愛敬をご利益にもつ弁財天様。
という具合にまずは、プチ七福神参りをしてしまいました。
谷中のカミサマ方を全員おまいりするにも、約2時間。
でも今年はゆっくり、3日ぐらいかけて回ろうかと。
なので、今日は隣駅・西日暮里から程近い、恵比寿様のいらっしゃる星雲寺と布袋様の修性院をお訪ねしたら、そのちょっと先の富士見坂経由で帰りましょうか。